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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FINAL FANTASYⅦ—序章— ( No.10 )
- 日時: 2010/10/02 14:14
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: cVA1W6Ik)
—プロローグ—
魔晄の活躍で飛躍的に成長した大魔晄都市、ミッドガル。
その中央にそびえるゴツいビル—神羅ビル—に彼女は監禁されていた。
彼女は明日から、主にソルジャーとタークスを育成する“学園”に通わされる予定だ。
一度は神羅の手を逃れたものの、両親は殺された。
そして、今の義母—エルミナ—に出会った。
それからは十数年は無事に過ごしていたものの、ついに発見され、監禁されてしまった。
彼女がなぜここまで一般人と違う人生を送っているか。
彼女の母も、彼女自身も、人々を“約束の地”へ導く
“古代種”の血を継いていたからだ。
そして彼女は“古代種”—すなわちセトラ—の最後の末裔だからだ。
—普通の人々と普通に過ごさせる—
そうして、セトラの彼女に何か変化はおきないのか。
それを調べるため、神羅の科学部門主任の宝条は学園に彼女を通わせる提案を出した。
普通といっても帰ってくればセンサーに反応する特殊な首輪をつけられ、自由は利かないが。
「早く明日にならないかなぁ。」
彼女はつまらなそうにそうつぶやいた。
夜闇の中、魔晄の力で眼下に広がるネオンの光を見つめながら。
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