二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FINAL FANTASYⅦ—序章—   コメント下さい!! ( No.117 )
日時: 2011/01/06 20:41
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)

        第        一       章
               プロローグ


星はささやく。



    星はざわめく。



         星は語る。



             星は教える。



この星で生きていた人々は、自分達の声の聞こえる唯一の人間に伝える。



星は彼女の出会いに嘆く。



星を開き、星と語ることのできる唯一の人間が、そう遠くない死に直面してしまう運命の道をたどることを嘆く。



彼女の死は彼女が大切なかけがえのないものを守るために迎え入れられるものだと、星は知っている。



だからこそ、阻むことは許されない。


凶刃にかかって消えることが、その者のこの先の道の運命になってしまった。