二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ短編【紅葉】モンカンシュリ様リク完成 ( No.100 )
日時: 2010/10/17 13:22
名前: ルナ (ID: gyX.9WMH)
参照: http://hanabi

シグナルは青から赤へ

「こねぇなぁ・・・」

そうやって何度も呟く・・おそい
いつもならすぐに来て待っているのに・・レアン
今日はやたらおかしい・・二人で出かける日にこんな事は一度もなかったのに
あいつの事だから洋服でも選んでいるのかと思って待っていた
でも・・もう20分は待った
———なにかあったのか?
とてつもなく不安が押し寄せてくる
気が付くとあいつの携帯に電話にかけていた
ツ————・・・
出ない・・だたきずいていないだけだよな・・そうだよな・・・そうだ・・よな
自分に言い聞かせるように何度も頭の中でソレだけを考えていた
そんな事を考えても一度生まれた不安は消え去らなくて・・あたりまえか彼女なんだし
不安が押し寄せてきて・・気が付くとレアンの部屋の前・・いつの間に俺ここまで来てたんだ?
トントン・・・
いつものレアンの高い声が聞こえると思ったのに
声もしない・・応答なし
怖かったがドアを恐る恐るあけた・・・
—————いない
レアンの部屋から出ると・・皆に聞いて回った

「レアン?ヒートが呼び出してたから・・ヒートの部屋じゃない?」

ヒート?何であいつが・・なんか用事でもあったのか?
ヒートの部屋の前・・驚くほど静まり返っている

「ヒートはいるぞ・・」

ガチャ・・
入った瞬間誰もいなくてビックリした

「おー・・いだれかいないか?」

静かだ・・そのとき水音がした
何だ?・・浴槽から水が漏れる音
浴槽に行って見ると・・水が浸されている中にいるのはレアンだった

「おい!レアン!」

出して息をしているか確かめる・・呼吸音がしない
身体もすごく冷たいし・・桃色の唇は紫色になっていて・・顔も血の気がない
手と足を縛られ手・・かわいそうだった
これはレアンなのだけど・・信じたくなかった
レアンが死んだなんて・・信じられないでもこのきれいな髪・・レアンだ
この俺が好きだった顔といい・・レアンだ
誰が・・誰がレアンを殺したんだ!
誰かはなんとなく予想できる・・でも信じたくない
後ろから物音・・
そのとき本能的に俺はソレをよけていた
見上げると・・幼馴染のヒートだった

「ヒート・・お前まさかっ!」
「レアンを殺したのは俺だよ・・バーン」
「なんで・・・なんで殺したんだよ!」

ソレを言ってはいけない・・頭の中で危険信号が点滅した・・危ない
でももう言ってしまった・・危険信号を無視して

「俺は・・お前達を応援していた!バーン!お前が・・上だったからな!だから許せなかったんだよ!お前とレアンが楽しそうに話しているのを!俺はしもべだから・・逆らえなかった!お前が羨ましかったんだよ!」
「なんで!それをいわなかったんだよ!」
「言ったって・・お前は聞かないだろう!」

憎悪の目・・こんな目は始めてみる

「・・・・っ!」
「だから・・俺はレアンを独り占めにするために殺したんだよ!それにレアンを殺したらお前も悔しがる・・・一石二鳥だからな!」
「じゃあなぜ俺を殺さなかった!」
「お前を殺したら・・レアンが悲しんでおれとくちをきかなくなるからさ!」
「お・・まえっ!」
「お前にも死んでもらう・・そうすれば邪魔はしなくなる・・じゃあな!」

掴みかかってきた・・やばいマジで殺される・・レアンを抱えながらよけた・・さすがによけづらい
そのときまた危険信号は点滅・・した
ソノ瞬間頭を掴まれて
次の瞬間顔には水の冷たい感触・・息が出来ない

危険信号は赤のまま点滅し続けていた