二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ短編【紅葉】モンカンシュリ様リク完成 ( No.133 )
日時: 2010/11/03 13:11
名前: ルナ (ID: gyX.9WMH)
参照: http://hanabi

どうせなら(普通でありたい

「やっぱり早いね!風丸」
「三条か?・・おまえもはやいじゃないか」

私の本当の性格はこんなのじゃんない
”ハイソルジャー”
ソレは普通のにんげんよりも身体能力などが高く・・より高い訓練を受けた人間
あるミッションを受けたらソレをする・・いわゆる人形のようなものと言われている
ソレは違う・・ハイソルジャーはソノミッションをしっかりやり遂げる・・使命だから
ハイソルジャーの性格・・ソレは冷徹・・いやクールなものと考えていいだろう
勿論スパイのようだから演技は得意だ
だからこれも演技な訳だが
人間は本当に騙されやすい・・・ハイソルジャーをしてて気付く

「三条?どうした?・・・」
「なんでもない!かんがえことしてただけだよ」
「そうか・・・なぁ」
「なに?」
「競争してみないか?・・お前の速さと付き合ってると勉強になりそうだし」
「わかった!」

正直メンドクサイ・・・でも依頼されているんだ・・あいてをしっとくにはいい・・
走るときなんとなく結んでいたのを解いた
結果は・・私が速かった・・でも結構向こうも速い
陸上をしていたからか・・でも私は知っている
風丸は・・裏切った事があることを・・
人間なんてそんな者だ

「三条は早いな・・普通の人間じゃないのかっておもうぐらいに」
「・・だとしたら・・なんなんだ?」
「!?・・・三条?・・クールな面もあるんだな」
「別に・・・普通の人間じゃなかったら何だ?・・性格に関しては二重人格とでも思っておいてくれ」
「吹雪みたいな事言うな」
「そうおもっておいてくれ」
「なんか・・人間なんだけど・・並の人間じゃない気がするんだよな」

並の人間じゃない?・・あたりまえだ
ハイソルジャーなんだから・・・

「ま・・・人間なんだからな・・でも佐・・ソノ・・エイリア学園の時みたいな・・・ハイソルジャーってたいてい怖がられているよな」
「怖がられている?」
「普通の人間だったらさ・・同様に扱われるけど・・強いと怪物みたいで・・なんかこわいんだ」
「そうだな・・・・」

なんか言われたとき、なにかがが痛んだ
怪物・・・・どうせなら・・普通の人間でありたい
ダメだ!洗脳されては・・
確かに友達が欲しい・・・普通の子供が楽しく遊んでいると羨ましくもある

「三条はふつうの人間だもんな?仲間だし」
「仲間・・あぁ」
「そう仲間だよな!」

不意に何かが暖かくなった
私は普通の人間でありたかった
わからないが・・これがココロという者か?
心はこんなに痛んだり暖かくなったりするのか?
私に・・普通の人間が持っている心をくれてありがとう
私の心を思い知らせてくれたんだからな
本当に凄いよ・・
でもふつうのにんげんじゃないんだ
すまない・・・
それに女らしくなくてすまない
でも・・
ココロをくれてありがとう