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怒りに包まれる（ゆるさない

「晴矢・・ごめんね」
「母さん！今救急車呼んだから！」
「・・・ごめんね」
と言いしずかに目をつぶった
「かあさん！しんじゃだめだ！かあさん！」
ピーポーピーポー

「・・・残念ですが亡くなりました」
「母さん・・母さん・・父さんもいなくなったのに・・」
家に帰って葬儀を済ませて・・何日かたった後・・
「やめてください！おじさん！」
「しるか！おまえがいなくなれば・・」
暴行を続けられていた
「いってぇ・・・ん？」
誰か話ている・・おじさんと・・だれかだ
「あの息子と妻を殺すのは・・たやすかったな」
わらいながらいっていた
母さんと父さんを・・ころした？ゆるせない・・
体が熱くなり・・その直後おもったのは・・・
ここから出て行こう
行くアテが一つだけあった
いつだっただろうか
「晴矢・・嫌な事があって出て行きたくなったらここへきなさい」
「かあさん？なんで？とうさん」
「・・もしものときにな」
父さんと母さんは・・おれのためにつれていったんだ
そこは・・お日様園
そこぞおれは暮らし始めた・・でも
友達なんて作らなかった
「おれにかまうな！どっかいけ！」
これのくりかえしだ
俺が心の中で思っていたのは・・復讐
怒りだけが俺の感情

（ゆるさない・・ぜったいに）
（仇をうってやる）
（俺の近くにかまうな！・・うるさいんだ！）