二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼 〜舞い散る桜、君が見た景色〜 もうすぐ完結!? ( No.139 )
日時: 2011/04/09 23:06
名前: 坂田 美帆 (ID: JbVqO821)
参照: http://yaplog.jp/19980618/

−エピローグ−

何年もの月日が過ぎ、春の季節がやって来た京の都。
桜の花びらに靡かせ一人の少女が歩き出す。
少女とすれ違うと、人々は後ろを振り向き見惚れていた。

「あー、つまんねーの!何かおもしれーコトねェかなー?」
「確かに、つまんないよね^^」
「なー総司!この近くに上手い団子屋があんだけど、食べに行かねェ?」
「暇だし、たまには平助に付き合ってあげるよ^^」

そんな京の都を、楽しそうに歩く二人の少年。
彼らの前に一人の少女が歩いてきた。

「(小声)なー、総司・・・歩いてくる奴、めっちゃ綺麗じゃね?」
「(小声)ん?確かにそうだね・・・・そういえばこの辺、美姫ちゃんに初めて会ったところだよね^^」
「(小声)あ、そーいえばそーだな。アイツ、元気にしてっかな・・・・・・?」

小声で会話する二人の少年を見て、少女はピタッと歩くのをやめた。
少女は無言でジッと二人の少年を見つめた。まるで、何かを確かめるかのように。
目線に気がついた二人は同じように少女を見つめる。
どこかで見たことのあるような、ないような・・・・・?
そして二人は、少女の正体に気がつき、嬉しそうに微笑んだ。


「おかえり」