二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼 〜舞い散る桜、君が見た景色〜 オリキャラ募集第一弾! ( No.85 )
日時: 2010/11/15 21:36
名前: 坂田 美帆 (ID: uy/J9.EF)
参照: http://yaplog.jp/19980618/

−第四話「黒き闇に君が現る」−

美姫が新撰組の屯所に来てから、2日が経った。
本のことは発行されていないということで、なかったことになった。
あれから巡察も進んでやっているのだが、消えた隊士たちの行方は分からなかった。

「・・・・・そういえばさ、左之さん」
「ん?何だ?平助」

屯所のなかの1つの部屋に、平助と原田が居た。
2人は何か話しているようだ。

「“謎の足音”って、結局どうなったんだろうな」

言われてみるとそうだ。
第一話くらいに出てきた“謎の足音”。
あの件に関しても、解決などしていなかったのだ。
まして、逆に酷くなっていっていると言ってもいいだろう。

「言われてみるとそうだな。
 逆に酷くなってきてるしよ・・・・・」
「このままじゃグッスリ眠れねーっつーの!」

2人がブツブツ愚痴を言っている時だった。
ガラッと部屋のドアが勢いよく開いたのだ。
そして、永倉が入ってきた。

「平助、左之!土方さんが部屋に集まれって言ってるぞ!」

3人は急いで土方のいる部屋に向かった。




          *



3人が部屋に入ると、そこには沖田・斉藤・美姫などのおなじみの面子が揃っていた。
そして静かに床に座る。
それを確認した土方は集めた本題を喋り始めた。

「今回、お前らを集めた理由はたった1つだ」

周りは一気に静かになる。
土方は深呼吸した。

「俺達は“謎の足音”に夜な夜な悩ませていた。







 ————————そんな“謎の足音”から、手紙(?)が届いたんだ」