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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA{月下光臨} ( No.3 )
- 日時: 2010/09/18 21:50
- 名前: 美輪 (ID: AZnIL7RT)
第1話「氏原舞」
「氏原舞っ!とーりまぁーすっ!」
その言葉に応じるように、廊下にいた人たちは道を空けてくれた。
その人たちに軽くおじぎをしながら、また走る。
何が入っているのだろうか?重そうな木箱を抱え走っているのは20前後ぐらいのおかっぱの巫女だ。
息せきけってたどりついたのは倉庫だった。
「よいしょっ!」
木箱を置き、パンパンッと手を払う。
「よし!今日も快適!!」
と、言うと、戸を閉め、食事へと向かった。
「おお、もう終わったの?さすが一番の力持ちぃ!」
「も!亜樹いいすぎ!」
じゃれあう2人にパンパンッと合図が来た。
「ハイハイ!今日は忙しくなるからね!姫様と長政様の結婚式!」
ざわっと辺りが騒がしくなった。みんな、思い思いの人とひそひそ話している。
「え・・・?織田の妹でしょ?」
「やだな〜。」
「なんか裏あるでしょっ。絶対。」
そんな巫女たちを見て、舞はため息をつく。
{みんな、まだ見ないのにそんなこと言って・・・。}
「みんな、まだ見ないのにそんなこと言って・・・。」
「!」
「って思ってたんでしょ?相変わらずお人よしだなぁ?」
「い、い、い、いいじゃんっ!」
カットなって頭に血の気が上る。
「軽蔑しないで誰にも優しく出来るの。うらやましい。」
「・・・そ?」
「うん。人気も一番。力も一番。美も一番・・・・・・姫様に気に入られるといいね?」
「うん!」
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