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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA 〜落っこちたのは〜 ( No.16 )
- 日時: 2010/10/05 17:52
- 名前: かさぶた (ID: HFyTdTQr)
第八話 佐助
「それじゃ、改めまして自己紹介しときます。アタシは護です」
「俺様は猿飛佐助。……護ちゃん、さっきは本当にごめん!」
ぱん、と手を合わせ頭を下げてくれるお兄さん。
にしても、猿飛佐助かぁ。また聞いたことがある名前だ。
「いや、特に怪我したわけでもないですし、大丈夫ですよ?」
「いや、でも本当にごめんね? 後さっきみたいな喋り方でいいから。あ、叫ばないでね?」
「わかった。叫ばないように頑張る」
◆
「うわ、佐助団子作るのうまっ!」
「あー、いつも旦那に作らされてるからね」
あはは、と笑う佐助の目はどこか遠くを見ていた。手には丸めている途中の団子。着ているのは、アタシが寝ている間に勝手に着せた着物。……の上に割烹着。どうしてだろう、この人男なのに割烹着がこんなに似合うんだ!
「……オカン」
「あれ、護ちゃん!? 俺様男だよ!?」
「佐助、団子落とさないで」
「無視!?」
五月蝿いなぁ、もう。いいじゃないかそう見えたんだし。似合うほうが悪い!
「護さん、それにえっと、お兄さん」
「あ、梅さん」
「お手伝いありがとう。二人共そろそろ休憩しなさいな」
「はーい! よし、佐助休むぞ!」
「えっ? あー、はいはい」
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