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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA 〜落っこちたのは〜 ( No.8 )
- 日時: 2010/09/24 20:12
- 名前: かさぶた (ID: 66wanHrV)
第四話 危機だよね
きっと元いた世界でのんびりとテレビを見ている父さん、母さん。
あなた達の娘は、今ピンチです。
具体的に何がピンチかっていうと、下手すれば怪我、いや。死ぬかもしれない状況。
まぁ、何ていうか賊が出ました☆
〜ほんの少し前〜
うっわー、休憩しようと思ってたら寝ちゃったよ。もう夜だろうなー。
寝ぼけたまんまの頭を何とか起こして、外に出る。 それとほぼ同時に響き渡った、鐘の音。
「な、何!?」
村の人の大きな声が告げるのは
「……っ! 梅さん! 隠れていてください!」
「え、ええ。けど護さんはどうするの?」
「アタシは、ちょっとやってきます」
「駄目よ、危ないわ!」
「大丈夫です。それに、お世話になってるこの村の人たちを死なせたりしたくないんです」
それでも、アタシを止めようとする梅さんを家の中へと押し込む。
そして、入り口へと立てかけてあった細長い袋を手に取り、賊がいると思われる村の中心へと走り出した。
〜回想的なもの、終〜
ざっと見たかぎり、賊の数は数十人。
細長い袋から取り出したのは、藍色の鞘に納まった刀。これは、この世界に落ちてきた時に気がつけば持っていた道具の一つ。多分、いや確実にあの神(自称)が持たせてくれたものだ。ちなみに鞘から簡単に抜けないように固定されている。ま、アタシも人をむやみに傷つけたくないからこれがちょうどいいけど。
さて、神(自称)がくれた力。どこまで役に立つかやってやろうじゃないか。
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