二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲キラー襲来編〜のび太と絶望の闇騎士〜 ( No.135 )
日時: 2010/10/16 18:48
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: IM1prAsV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

第17話『救援』

のびたは限界をはるかに超していた。
もう…動けなかった。
僕はもう終わるのか…、のびたは悟った。
今までのことが走馬灯で見えてきた。


のびたはふと上を見た。
そこにはスネオやジャイアンがいた。


そこの集団のうちの一人、ドラえもんのようなロボット、たしかスイクンという名前の人が寄ってくる。

《レ・テイクア・プロストア》
スイクンがそう唱えた。
すると今まであらゆる物を壊し、圧倒的強さのあったキラーが一瞬にして消えた。同時に日の丸商店街を覆っていたガードも解けた。





しばらくしてのびたとドラえもんも合流した。


そうか、今あの時にいるのか。…じゃあもうそろそろ僕は過去に戻るはずだ。

のびたは、ぼー、とそう思った。

「(どうせ僕の存在にだれも気づけないんだ)」
のびたはもう歩けなかった。
あばらの骨を数本折り、右腕は大火傷という大怪我を負ってしまったからだ。

またしばらくしてドラえもん達が去っていく。
過去に戻るのだ。

「(そうか、これから僕は過去に迷うのか…)」
のびたは思った。
「(…んっ?ちょっとまてよ)」
のびたが何かひらめいた。

「(僕は過去にいって戻れなくなるんだったよな。…じゃあその後僕は家にいなくなっているんだから家に帰れるんじゃないか!)
のびたは勢い良くたち上がった。

「あああああああ!!!」
あまりに勢い良く立ったため、骨に響いた。

「…とに…かく……家…に、行こう!」