二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲キラー襲来編〜のび太と絶望の闇騎士〜 ( No.144 )
日時: 2010/10/18 21:27
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: IM1prAsV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

第18話『地獄』


のびたは海に浸かっていた。のびたは泳げない。
カンブリア紀を迎えていた。
ここで生命の爆発が始まる。
わずか1〜2時間でものすごい量の魚?が生まれていった。



のびたはそれを見ていた。
火事場の馬鹿力とでも言えばいいだろうか。なんとあの「のびた」が「水」の上で「泳いでいる」のだ。
「(なっなんだろうこれ、僕…泳げてる!)
のびたは口には出せないが喜んだ。





その数分後には陸が完全に出来上がっていた。
気付けばもう恐竜が生まれていた。


「うわああああ!」
恐竜がのびたをだべようと襲ってくる。


そのことでのびたはようやく気が付いた。
「…傷がまったくないじゃん」
今まで気づいていなかった自分は馬鹿か?のびたは自覚したように思った。
目の前で恐竜同士の戦いが始まる。

「ピー助はいないかなー?」
のびたは思った。

「ウオオ!」
のびたの耳に聞きなれた声が聞こえた。
「ピー助ーーー!」
「ウオオ!」
のびたはピー助に飛び乗った。
「ピー助…」
ピー助に頭をこすり付けた。




気が付いたら、もうピー助はいなかった。
「ピー助?……ピー助ぇぇぇぇ!」
のびたの悲痛な声が轟いた。