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その後、確かにのびたは戻った。元の世界へ…
「やっ……」
のびたは嬉しかった。が、声は出ない。
体がズンっと重くなった。

手を開いた。
のびたは自分でも驚いた。
さっきまでつるつるだった手が、今は見る影もない。



のびたは体を引きずりながら戸に手を伸ばした。
…触れる！戻ってきたんだ！！！
あまりのうれしさに扉を思いっきり開けた。
だが、玄関に入った瞬間に力尽きた。














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…それで、今にいたる。







「この手紙落ちてたから拾ったんだ」
ドラえもんは文を読む。
「…これは！」
ドラえもんの表情が少しこわばった。