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第21話『乱心』

もう、夜だ。
のびたは思った。

この砂漠化した世界は、夜になるとあとかたもなく豹変する。
超高度の大気汚染により気温の変化が無茶苦茶になってしまっていた。

「熱い〜暑いよー…」
スネオがだだをこね始めた。
「うるせぇ！ぐだぐだいってんじゃねえ！！」
この気温のせいか、みんな気がおかしくなっているようだ。

だが、それから5分ほど経ったとたん、今までの気温は一変した。

見も凍るほどの冷気が吹き始めたからえある。


もちろん、こんな環境にのびたたちは耐えられるはずがなかった。
へたれののびたとスネオは痙攣を起こし、数分後には気絶を起こした。

「…うー…」
その後も他のメンバーが次々と気絶していった。