PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲キラー襲来編〜のび太と絶望の闇騎士〜 ( No.172 )
- 日時: 2010/12/08 22:02
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: IM1prAsV)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第22話「旧人」
「だからさっき夢じゃないっていったじゃないか」
そういいながらのそのそと近づいてくる。
だっ誰なんだ!
顔は物陰で見えない。
近づいてくるたびに体は見えてきていたが、顔は見えなかった。
「そう、怖がらないでよ」
のびたたちはこの人物の、「次」の発言に仰天した。
「ドラえもん」
そう言った。
その人物は確かにそういった。
「!!!」
「だれ?」
思わずしずかが言葉をもらす。
「・・・・・・・・」
ドラえもんは気づいていた。
その、「人物」が話しかけてきたその時に。
ドラえもんには分かっていた。
直感的に「あの」人物だと。
物陰が消え、その人物の顔がはっきりと見えた。
「せわし・・・君?…せわし君だよね!」
のびたが叫んだ。
「そうだよ、せわしだよ」
そう聞いたとたん、のびたは駆け出した。
「セワシ君!ーーーーーーーーー」
のびたはせわしに抱きついた。
「おじいちゃん!」
セワシも叫ぶ。
ドラえもん以外のロボットは疑問を抱いた。
「…おじいちゃん?のびたってそんな歳だった?」
「…まあ、まあいろいろと事情があっておじいちゃんって呼ばれてるけど、僕は小学五年生だよ」
ほかのロボット達は納得して座った。
PR