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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲未来事変編〜セワシと陰気な旧人〜 ( No.184 )
- 日時: 2010/12/23 11:07
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: v/i8ZIg5)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第24話『破壊』
駆除?駆除だって?ドラミちゃんを、僕が「殺せ」と言っているのか!
セワシは動揺した。今まで一緒に過ごしてきたドラミをその手で破壊しろといっているのだ。
セワシはどうしてもそんなことには我慢できなかった。
「ふざけるな!!!僕たちの友達を殺せというのか!」
「ああ、そうだ」
即答された。
「…!くっ!」
セワシはうかつに動けなかった。さっき叫んだせいで、周りを囲まれた。
「動くなよ」
その脅し一つで、セワシは動けなくなる。なぜだ!セワシは思った。
「さて、お前らが行かないなら俺たちがさらに残虐に駆除するだけだが?」
そういって男達はドラミちゃんたちが向かっていった方向に歩き出した。
セワシは追いかけようとしたが動けなかった。
「(この金縛りはなんなんだ!もしかして体が勝手に恐怖しているのか?確かにあいつらに反抗したらまず殺されるだろう… でも!…僕の命で…ドラミちゃんを救えるのなら!)」
セワシは少しづつ動き出した。一歩、一歩進んでいく。
男達はその行動に気がつき、後ろに振り返った。
「おー?まさか反抗しようっていうのか。なかなかの勇気だ」
セワシはおもいっきり後に走った。
「逃げようってのか!」
男達はが追いかけてきた。
「(この裏から、ラボに行く近道があるんだそこへ行ってみんなを助けるんだ!)」
セワシは自分の体に言い聞かせた。
一旦物陰に隠れて様子を伺ってみた。
「〜〜〜」
何かをしゃべっているようだ。セワシは死んだような顔つきになった。
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