二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲ドラえもん失踪編〜のびたと謎の失踪〜 ( No.198 )
日時: 2011/04/04 13:36
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)

第28話 『失踪』


「まずい!このままじゃ…見つかる!!」
みんなはいっせいに走り出した。どこへ向かうのかも分からずに。
なんとか人には絶対に見つからないだろう、という所にはたどり着いた。全員息を吐く。
あの人達はどこかへ行ってしまった。
「なんだったんだろう?」
のびたが言った。
「確かドルマンスタインが復讐がなんちゃらって…」
「…!もしかして…」
空子がなにやら悟ったように言った。
「分かった!奴らは外に残っている人々の残党を捕まえるつもりなんだわ!!!」
「なんで?そんなことがわかるんだよ」
ジャイアンが訊いた。
「詳しくは分からないけど…。でも、ここの人達は外の人々を捕まえたんでしょ?だったらなにかしらの恨みがその人達にあったのよ!」
「じゃあ、それってやばいんじゃない?」
スネオが言った。
「やばいわ…。みんな!あいつらを追いかけましょう!」
空子はそう言ったものの、みんなは少々びびっている。
「え〜!そんなのやだよ!行ったとしても僕たちに何が出来るって言うの?!」
スネオは相変わらずだった。
「…」
空子は黙り込んだ。
「……。…よし!決めた。俺は行くぞ!」
ジャイアンが言った。
「このまま何もせず、じっとしているよりは行ったほうがマシだろ!」
ジャイアンのその一言でみんなの目の色が変わった、…ような気がした。
「え〜!!……でも〜…」
「ごたごた言うな!スネオ!!!行くぞ!」
「え〜もう。分かったよ〜。いけばいいんでしょ!?」
「そうだ!」