二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の男達〜 ( No.208 )
日時: 2011/05/02 22:03
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)

¶ ☆ ¶


ラズラークにのびたたちは何かを投げつけられた。
「それでそいつの過去が分かるだろう」
ラズラークがそういった。
のびたたちの意識がだんだん他のものへと移っていた。

「…?」
目の前に見えたのは見たことのない風景だった。
「これは…」
のびたは気づいた。きっとこれはスイクンの過去の記憶だ。


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22世紀後半

ロボット生産工場。第22番生産地。

機械番号k123誕生。

ガシャン。あらゆるロボットが生産されているこの工場でスイクンは生まれた。
「…」
まだシステムは作動していない。
「ピピピピピっ」
何かの機械音がしたその瞬間、k123の姿が消えた。
スイクンの乗っているベルトコンベアーが誤差作動を起こし、ベルトがはずれてしまったのだ。
ヒュー。スイクンはただまっすぐに落ちていく。

ガシャン!なんともいえない音が工場内に響き渡った。スイクンが転落した。
奇跡的に、スイクンは少し故障が生じた程度の傷ですんだ。
そのとき、スイクンの一部の回路が壊れてしまったのだ。
秘密道具の使い方の回路だった。