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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の男達〜 ( No.209 )
- 日時: 2011/05/03 22:08
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
¶ ☆ ¶
「おいフレーン。おい!」
クラスのいじめっ子達がスイクンを呼んだ。
スイクンはそれにいやそうな態度で対応した。
「この落ちこぼれが。帰れよ」
「…」
スイクンは生まれたときの故障で生まれつき秘密道具が使えなかった。
そのためみんなには馬鹿にされ、教師には見放された。
そのときのあだ名のフレーンという名には「不完全」という意味が混じっていた。
「…くそっ」
スイクンは学校から帰っている途中だった。
硬そうな石に手をぶつけた。
「なんで…俺はこんななんだ…!」
スイクンはなんで自分がこんなにも出来ないのかがわかってなかった。
なぜならスイクンには故障したときの記憶がないからだ。まだシステムが作動していなかった。
だからこそ、希望を持っていた。自分にもいつかきっとチャンスが来るはずだ。いつか、絶対に、道具を使えるように…なってやる、と。
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