二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の男達〜 ( No.210 )
- 日時: 2011/05/04 12:14
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
第11話『破壊』 総集編
「スネオ…」
スイクンが訊いた。
「様子がおかしくない?」
「何が?」
「なんか、空気が以上に強くなっている」
「ふーん、風じゃない?」
スネオが前へ進んだ。
「(いや、これは明らかにおかしい)」
スネオはいつのまにかだいぶ先に進んでいた。
「スネオ戻ってこいやっぱりここ…」
スイクンがそう言おうとした瞬間、ものすごい突風が起こった。
まるで、竜巻が起こっているようだった。
「まずいスネオは踏ん張り方を知らない!」
「スネオー!…くっ!!」
スイクンはぎりぎりふんばった。
「くそっこのままではスネオまで」
だんだん風がスネオに迫っていった。
「何ー?スイクン」
スネオが振り向いた。
「くそっ間に合え!エピス・トロフィー!!」
スイクンがそう唱えたが…遅かった。
「うわあああああああ!!!」
スネオは無情にも風に流されていく。
スイクンの魔法は届ききれなかった。
「そんな…」
スイクンは一気に力が抜けた。
スネオは空気より軽くなっている。
そのため、風にほぼ永遠に流される。
「うわあああああ!」
スネオはただとばされ続けた。
「(何が起こったんだ!なんで飛ばされてる!!)
スネオは怖がりながらも前を見てみた。
するとよく知っている人物が見えていた。
「ジャイアン?!!!」
スネオは驚いた。
ジャイアンが目の前に立っていた。
「いくぞ骨!」
「骨はやめろ!」
そういいながらもボーンはジャイアンにアイテムを渡した。
【ボーン・ハンド】
大きな手の形をしたアイテムだ。
ジャイアンはそれを手に装着した。
「うおおおおお!!」
ジャイアンはボーン・ハンドを振り落ろした。
「うっうわああ!」
このままではスネオを殴り飛ばしてしまう。
スネオにあと寸前で当る。
…その瞬間!
ボーン・ハンドはスネオをすり抜けた。
「え?」
スネオの耳にはガシっという音が聞こえていた。
スネオは恐る恐る後を見る。
そしてスネオが見たのは風をつかむアイテムだった。
「どぅおおらあああ!!」
ジャイアンはアイテムを思いっきり振り上げた。
すると風は猛スピードで上に上がった。
「ジャイアーン!」
風と一緒にスネオも飛んでいってしまった。
「…あっやっちまった」
ジャイアンは頭をかいた。
「まったく何をしてるのよーー!」
スネオの上に空子としずかがいた。
【マジックウォール】
空子が透明な壁は出した。
「スネオ君だけを止めて」
空子が壁にしゃべった。
「うわあああ!」
スネオは壁にぶつかった。
風は壁をすり抜けた。
一方スネオは壁にぶつかったが、その壁はクッションのように柔らかかった。
「たっ助かったぁ」
「ありがとう、ジャイアン、しずかちゃん」
スネオがおじぎした。
「それは聞き捨てならんな」
ボーンが寄った。
「お前を助けたのは俺だぞ」
「いや俺だよ」
ジャイアンが反論した。
「いや、実際お前スネオ投げとばしてただろ」
ジャイアンはしまった、という顔をした。
「たまたまだよたまたま」
「まったく俺のアイテムの使い方を間違えやがって」
「なんだよ、じゃあお前をあそこで助けれたのかよ」
「ああそうだよ!」
ジャイアンとボーンがけんかを始めた。
スネオがしずかに訊いた。
「あれだれ?」
「ああ、あの人?あの人はね…」
「最終的にスネオ君を助けたのは私よ!」
なぜか空子もけんかに割って入った。
スネオがジャイアンたちを指差した。
「あの人達仲悪いね」
「ふふふ、そうね」
しずかが笑った。
「スネオー!」
スイクンがきた。
「スネ…ん?」
「あっきたきた」
空子が言った。
「待ってたわよ」
「なっなんでお前達が…!」
スイクンが驚いた顔をした。
「まあいろいろとねー」
「あとはドラえもん先輩だけか…」
ボーンがつぶやいた。
「ああ、それは心配ないわ、ちゃーんと野比さんの家に手紙を渡しといたから。
「クワークワー」
のび太の家の前に1羽の鳥がやってきた。
そして窓な前で止まった。
「クエークエーー」
「ん?なんだろ」
ドラえもんが気付いた。
窓を開けた。
すると、鳥が何かを部屋に投げ込んだ。
「何だ?」
ドラえもんは手紙を開けた。
「何なにー?」
「えーっと、日の丸商店街の上でまってます?だれだろ」
ドラえもんは手紙をとじた。
「とにかくいってみよう」
「のび太くーん」
のび太を呼んだ。
「何ー?」
のびたが上がってきた。
「何か日の丸商店街ってところにきて欲しいって人がいるんだ」
「へえ。なんでだろ」
「わからないけど…とにかく僕そこ知らないからついてきてくれないかな」
「うん、いいよ」
【タケコプター】
のび太は靴を取りに行った。
「おまたせー」
「うん、じゃあいこうか」
のびた達は窓を出た。