二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の魔法使〜 ( No.219 )
日時: 2011/05/10 22:35
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

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「ほう、つくらなきゃよかったじゃねえか!、か…」
その瞬間、教師の顔がこわばった。
「なるほど…ごもっともな意見だな。確かにお前なんか作られなきゃ良かったんだ。お前は、この世のクズだな。」
「…!!!」
その発言を目の前にして、スイクンはおもいっきり教師から逃げる方向へ走った。おもいっきりと…
「…ちくしょう!」
スイクンはあてもなくただ走り去っていった。

完全にスイクンは町から逃げ延びていた。後には、もはや追ってきていたロボポリスは見えない。
スイクンはこんなことを思っていた。
そうか、やっぱり僕は生まれてくるべきではなかったんだな。と。
そう思いながらスイクンはぼーっとしながら走っていたため、思いっきりこけた。だが、何も感じなかった。完全に自暴自棄になってしまっていた。
ふと後を振り向く。
「ここ、どこだろう?」
気がつくと、自分はどこにいるかも分からなかった。
「…やっぱり性能、良かったんだな、俺…」
そう思うたびにあの男の話を信じてしまうようになる。
「これから、どうしようかな」