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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の魔法使〜 ( No.227 )
- 日時: 2011/05/15 16:48
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
¶ ☆ ¶
「はい?」
スイクンは意味が分からず、曖昧に回答した。それがその男の気に障ったのかしらないが、再びスイクンに向かって男は怒鳴りつけた。
「(なんて強引な人なんだろう)」
スイクンは心の奥底で思った。
「あー、うるさいわねー。ちょっと黙ってくれる?」
そういってサルビアが男をバシン!とノックアウトさせた。
「……なんですか。このひと」
スイクンがあきれたように訊いた。そのスイクンの反応にジョージは微笑を浮かべた。
「彼はこれでもこの国の唯一の魔法を使える魔法使いなんだよ。」
スイクンは驚いた。こんな人が…。
「うんうん。当然の反応よねー。でも偉大なのは事実。『あの装置』に魔法を制御されない…というか装置もこいつの魔法を制御しきれないのよ」
「そんなすごい人なんですか…」
スイクンはいまだに信じきれない。
「くっそっ!なんかお前ら俺を褒めてるようで馬鹿にしてねぇか?!」
また男が怒鳴った。
「こいつの名前は陽竜『ヨウリュウ』だ。覚えといてやってくれ」
ジョージは見事なスルーをかましてスイクンに名前を教えてやった。
「…」
さすがにヨウリュウも遊ばれてるのに気づき、黙って話を聞くようになった。
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