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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の魔法使〜 ( No.246 )
- 日時: 2011/05/28 09:24
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
第38話『伝説の蒼き龍』
「伝説の蒼き龍…?」
スイクンは龍の絵を眺めた。見るだけでも力が伝わってくる。
「そうだ。こいつは人々に恐れられ、尊敬され続けた立派な龍だ。」
ヨウリュウが言った。スイクンはへえとうなずいた。
「…お前。名前ないんだろ。だから今からお前に名前をくれてやる。いいか?お前の名前は今日から伝説の蒼き龍、スイクンにする。」
「…えっ!?」
スイクンは思わず仰天してしまった。
自分に名前を与えるために、自分のためにこの洞窟にきていたなんて、想像もしていなかった。
そもそも、自分のために何かをしてもらったことが一回もなかったため
に感動を隠し切れなかった。
「いいんですか?そんなすごい龍の名前なんて…もらっても…」
スイクンがおそるおそるヨウリュウに問いかけた。
「ああ、もちろんだ。だがそのためには一つ条件をつける」
「条件…」
スイクンはそれを聞いてどんな恐ろしい条件をだされるのか不安になった。
ヨウリュウはスイクンをじっと見つめた。
「俺の、弟子になれ」
ヨウリュウはスイクンにそういった。
「え?」
またもや想像していない答えだった。
スイクンはどうしていいか分からず、そのまま固まってしまった。
「どうするんだよ?なるのか、ならねえのか!」
ヨウリュウの言葉で眼が覚めた。
「な、なります!」
スイクンはそういったあとで自分で驚いた。
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