二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の魔法使〜 ( No.264 )
日時: 2011/06/01 22:02
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=18889

第40話『終末への序曲』





「…で?「あいつ」は元気にしてるか?」
ある男がそうしゃべった。
「………ああ」
それにそう答えたのはスイクンのよく知る人物だった。
「フン。そうか…じゃあ、そのまま様子見をさせるんだ。わかったな」
ずいぶんとその男はえらそうだった。その様子を、彼は必死に我慢していた。
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その彼とはつまり、ヨウリュウのことだった。
ヨウリュウは謎の男と謎の会話を終え、家に帰っていた。

それから数十分、スイクンの目にはジャディ・ムフディのはしっこの町、すなわちジョージ達のいる町が見えてきた。

ヨウリュウは男の話を思い出していた。

『失敗したら「あの」装置を止めないからな』

「…くそっ」
ヨウリュウの顔は余計に沈んでしまった。


ヨウリュウはジョージの家に入った。
「スイクンはどこだ?」
ヨウリュウがそういった。ヨウリュウはスイクンに新たなる魔法を教えるつもりだった。
「スイクンか?スイクンならお前を追って、中央広場に向かったぞ」
ジョージがそう答えた。
「!!!」
その瞬間、ヨウリュウの顔が思いっきり曇った。
ジョージはそれを見て、一瞬恐怖を覚えた。