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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の魔法使〜 ( No.267 )
- 日時: 2011/06/02 22:03
- 名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
¶ ☆ ¶
「な、何かあったのか?」
ジョージが恐る恐る質問した。ヨウリュウは答えない。
「おい…おい?」
何度も応答するが、返事はなし。
するとヨウリュウはドアを蹴飛ばして、そとに駆け出した。
「おーーーーい!!!」
ジョージが叫んだ。だが、ヨウリュウにはそんな音、まったく聞こえていなかった。
ヨウリュウは死に物狂いで、全力で、走った。スイクンのもとへと。
お前だけはあそこに行ったらだめなんだよ、スイクン!
お前が行ったら…
ヨウリュウの眼が獣のようにとがった。
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「ヨウリュウー。ヨウリュウー」
そのころスイクンはヨウリュウを探していた。
…どこにもいない。さきに帰ってしまったのだろうか。
スイクンはそう思い、家に帰るつもりになった。
もしもヨウリュウがまだあの男達と話していれば、
もしもあの男達が気まぐれでアジトに帰っていたならば、
もしもスイクンがヨウリュウを探しに来なければ、
もしもヨウリュウとスイクンが出会わなかったら、
もしもヨウリュウがスイクンに同情しなければ、
もしもスイクンが忘れられていたならば
もしもスイクンがそのせいで、消えてなくなれば…
ヨウリュウは。
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