二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん△真実と偽り▲スイクン編〜スイクンと因縁の魔法使〜 ( No.270 )
日時: 2011/06/03 22:17
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: BoGAe/sR)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

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偶然は、いつ起こるのか分からない。

どうでもいいとき。
必要なとき。
必要でないとき。
おきてはだめなとき。

だが、運命はたいてい、その偶然によって左右される。
その偶然によって人は、運のいい人、悪い人に分けられる。
 
ヨウリュウは…悪い方だった。


ヨウリュウにはいつも都合の悪いときに偶然は現れる。
絶対に都合のいいときにはあらわれなかった。
今回もそうだった。そうだと思った。
ヨウリュウは自分の運の悪さを恨んだ。

もしも…もしもあの選択肢(前の話の最後のあれです^^)の中、一つでも、一つでも起これば、あるいはヨウリュウは助かっていたかもしれなかった。
だがやはり起こってくれなかった。

気がつけばヨウリュウは地面にひれ伏されていた。
体が動かない。自分でも一体何が起こったのか分からない。
ただ眼前に広がるのはは我が弟子、スイクンの泣き顔。
覚えているのは、スイクンに向かって、オリオンが魔法を唱えようとしていたことだけだった。
そして気がついたら、この状態へと…