二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ドラえもん △真実と偽り▲ スネオ編〜スネオと魔法少年〜 ( No.54 )
日時: 2010/10/03 17:14
名前: 空海 ◆hGk76NDXB. (ID: IM1prAsV)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

¶ ☆ ¶

スネオはどうすればいいか分からなかった。
「なんだよ豆鉄砲をくらったような顔して」
「だっていきなりいろんなことが起きすぎて」
「ふーん」

その後はしばらく静かになった。
「(この空気重い!なんかしゃべらなくちゃ)
「君は一体なんなの?」
「んっ?俺か?」
「(お前しかいにだろうが)」
「俺は未来から来た猫形ロボット…っていっても分からないか」
「ああドラえもんと同じかやっぱり」

「お前ドラえもんしってるのか?」
「うん知ってるよ」
「とするとここは…」

「…で?なんでこんな所にきたんだよ」
「…」
スイクンが黙りこんだ。
「なあきいて…」
「実はな…」
「…えっあっうん」

「あるようじができて俺は生まれる前にいったんだ」
「ふーん」
「そこで俺が手違いで自分を創るはずの工場をこわしっちゃったんだ」
「そうすると僕は作れないから僕の存在消えるよね」

「そうじゃん、なんで今いるの?」
「でも消えなかった…なんでだと思う?」
「なんで?」
「パラドックス…って知ってるか?」
「まっまあ知ってるけど」
「まさしくパラドックスなんだけどな」
「うん」

「俺の存在が消えるからあの工場は潰れないよな?」

「あっーそうか!」
スネオがうなずいた。
「もう分かったか」
「だから俺はあの工場で生まれることになったのさ」
「なるほどね、…だけどそれとここにきた理由と何が関係してるの?」

「あはは、まあ簡単な理由さ」