二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】好きだなんて言ってないからっ!弐 ( No.49 )
日時: 2011/03/08 16:06
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: dva4ZaLP)

【第甘話:ジョーイーとちよこれいと工場・前篇】



今回のあらすじっていうか何ていうか☆
【担当:板垣進助】

どうも、このコーナーをやるのも三回目だな。板垣進助です。
遠くから桃が睨んでくるような気がするのだが無視しておくか。
えっと、これを読めばいいんだよな?
この話は番外編です。
本編および、原作とは関係ありません。
某チャーリーさんのお菓子を製造する工場とも何の関係もありません。いや、ホントに。……た、多分。

では、なまぬる〜い目でご覧ください!



まったく、何であたしには小説の最初のコーナーの担当やらせないのにガッキーが三回目なの?
フツーに考えておかしいだろうが!
だってあたし主人公だよ?もうそろそろ小説も一周年だよ?あたし主人公だよ?あ、二回言っちゃった。
“主人公いじめる、ダメ、絶対。”
今年からはこれを夕詠の頭に置いといてほしいな。

と、いうわけで桃です。
いやー何か今日は色々とありましてイライラしてるわけなんですよ。
一番イラついたのは……やっぱあれだな。
時はなんたら時間前に遡るような気がする。



「なぁ、高杉」

俺が桃の部屋で本を読んでいると椅子に座っている銀時が話しかけてきた。
ちなみに部屋の中には俺と銀時のほかにヅラがいる。
何で桃の部屋にいるかとかいう質問は受け付けてねぇぞ。

———察してください。

「今日何の日かわかるか?」

俺は少し考える。
今日が何の日って、二月十四日だからバレンタインデーだろ?

「おー、大正解」

銀時とヅラが真顔で拍手してくるのがムカつくな。ぶっとばすぞ、コラ。
で、バレンタインがどうしたんだ?
俺が聞くと二人は得意げな笑みを浮かべた。
な、何だよ気持ち悪ィ。

「あ、今の刺さったわー、心に。……うっ!」

「大丈夫か、銀時!!おい、高杉。銀時の仇は俺が!」

銀時が胸を押さえうずくまると、ヅラが傍に駆け寄って言った。
いや、ヅラ違うから。
とりあえずヅラはその刀しまえ。危ないから。

「ヅラじゃない桂だ」

もう面倒くせぇな、コイツら。
大体、本題にも入れてないのに小説始まってから何行使ってると思ってんだよ。

「何行なんだよ」



———……知らねぇよ!!
結局文字数オーバーで文字削ってんだよ!
今回は番外編なんだぞ。一話完結にしねぇといけねぇの。

「わーったよ」

銀時はダルそうに立ち上がると後ろにあった紙袋を何やらあさり始めた。
そして中から二つシルクハットを取り出し一つをヅラの頭に、もう一つを自分の頭に乗せた。

「ジョーイーとちよこれいと工場の工場見学をやりたいと思いまーす」

先生ー意味が分かりませーん。
っていうかそれ、どっかで聞いたことあるような。

「わかってないなー高杉君。我々の工場はジョーイーのちよこれいと工場だよ?全くの別モンだろーが、あん?」

何かもういいや、ツッコむのも面倒になってきた。
とりあえずやらない事には話は終わらねェみてェだし……しょうがねぇからやるか。



———数分後、万事屋銀ちゃん。

あたしは銀時に呼ばれて万事屋にいた。

「銀時、話って何?」

あたしの問いに銀時は箪笥から一枚の紙を取り出した。
何それ?異常によれよれだけど。
一言でいうと汚いよね。

「汚いとは失礼だなァ、オイ。この紙はただの紙じゃねぇんだよ」

いや、自信満々に言われてもただの汚い紙にしか見えないんですけど。
じゃあそれ何の紙なんだよ。

「『ジョーイーとちよこれいと工場』の工場見学の招待チケットだ!!」

はぁ?ジョーイーとちよこれいと工場?聞いたことないんですけど。まぁ、あるっちゃあるんだけど。

「多分それはチャーリーさんの工場の事だろ?アイツ、ジョーイーさんの工場パクったからな」

んなワケねぇだろ。バカじゃねえの、お前。

「何か冷たいんですけどこの子。それが違うんだよ。なんてったってアイツ、パフェの中からチケットが出てくるネタもパクったからな」

あっちはチョコの包み紙の中からだけどな!
つーか、パフェの中にそのチケット入ってたの!?やっぱこの紙、汚いんじゃん!

「あ、お前今パフェの事汚いっつったな!?」

パフェ自体の事は言ってねぇよ!
パフェに入ってた紙が汚いって言ってんだよ!面倒くさいな!

「とりあえず、工場見学に行くこと!これ命令だからな!」

銀時はあたしの手にチケット(パフェでベトベト)を押し付けた。
うわ、汚ねぇ!!
……っていうか、絶対に工場見学に行かないとこの話終わんないんだろ?
それなら、しょうがないから行ってあげないこともないけどさ。
あたしが言うと銀時はあたしに抱き着いて、

「桃ちゃんならそう言ってくれると思ってたぜー」

何すんだよ!近寄るな、気持ち悪い!
あたしは銀時を蹴り飛ばした。