二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン 白の炎と№0 オリ技募集^^ ( No.119 )
- 日時: 2010/12/26 14:45
- 名前: ピクミン ◆xr/5N93ZIY (ID: YDf5ZSPn)
番外編 メリー・クリスマス!
今日は、聖なる日クリスマス。キリストの誕生日と言われている。
みんな朝からドタバタと忙しなく動いている。
僕はと言うと、いつものように「お前は寝とけ」と言われた。
さすがに今回はそんな訳にもいかないので、何か手伝うことにした。
「ん……モモンとナナの実を採ってきてくれ」
「了解!」
大河はクリスマスツリー……もみの木を飾り付けながら、僕に木の
皮で作った籠(かご)を渡した。僕は三つあるうち、右端の穴を
くぐった。果樹園だ。洞窟の三つの穴は、左端が湖、真ん中が山、
右端は果樹園だ。寒さに強い木が植えてある。
「よいしょっ。甘い香り……ん?」
突然、空気が変わった。冷たい空気ではなく、凍てつくような
恐ろしい空気だ。何かがいる……? 僕はミロカロスを出した。
すると、突然後ろから猛烈(もうれつ)なブリザードが吹いてきた。
果実が木から落ちる。偶然全てが籠に入った。ラッキー。
「ミロカロス、どうしよう」
『何かがある気がします……』
声変化を使って、ミロカロスと会話した。ミロカロスも不安なようだ。
その時だった。空気が一カ所の木に集中している。崖の中心部に
生えている小さな枝に。それは、枝に集まり、どんどんその枝が
成長し始めた。
「……もしかして……これ、ライフの枝?」
『そのようですね……となると、生えるのは「パルーの実」と
「ブリザーの実」です』
ライフの枝と言うのは、ライホウの山に生えているとされる
伝説の枝だ。枝が金で出来ているらしい。それには真珠で出来た実、
それを食べると不老不死になると言われる。
此処に生えているのは、そのほんの一の種だ。不老不死とまでは
いかないが、果実はとても美味しいらしい。
その特徴は、「冷気を吸収して育つ」と言うことだ。偶然この崖に
その環境が整っていたのだろう。
「ブリザーの実」は、白色の丸い実、水色の葉っぱがついている。
実はそのまま食べられる。スッキリした甘さが最高。(らしい)
冷やすと、酸味が極力抑えられ、甘さを引き出すアクセントになる。
「パルーの実」は、純白の小さな丸い実だ。そのままでは硬くて
食べれないけど、砕いて粉にすると、食べられるようになる。
肌につけると艶やか(つややか)で透き通るような美しい肌になる。
(らしい)何かに混ぜると、上品な甘さが最高の砂糖になる。(らしい)
「千年に一度のライフの枝……採ってみせる! ギャラドス!」
僕はギャラドスに乗って、ライフの枝に突撃した。ブリザードで
動きが制限される。なんとか枝までたどり着いた。籠に入れると
強烈なブリザードはやんだ。
「……メリークリスマス!!」
僕達は果汁で作ったアイスケーキを食べていた。果実も混ぜている
ので、なかなかケーキらしいケーキだ。その中には当然僕の
パルー、ブリザーの実が入っている。氷がブリザーの実を冷やし、
「氷結小槌」(フリーズハンマー)でパルーの実を
砕いた。
「お前らはクリスマスと言うと何を思い出す?」
みんなでメリークリスマスと言うと、野生の七面鳥のローストを食べた。紅蓮が何を思い出すと聞くと、
氷は……
「えっとメブキジカに乗ったデリバードが「プレゼント」を発動して
町を破壊しまくる……」
「ちがぁう!」
みんなの声が一緒になった。
その日は、みんなぐっすり寝た。