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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン 白の炎 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/07 19:26
- 名前: ピクミン ◆xr/5N93ZIY (ID: YDf5ZSPn)
第一章 遭遇
第1話 始まり
雪山の中で、ある大きな洞窟があった。そして、
その中には二人の少年が住んでいた。白と黒の
腰まである長い髪の少年が大河、黒の髪の少年は
紅蓮。二人は、あの『天災』から、偶然にも
生き延びた少ない人間だ。彼らは、あの爆発を
『天災』と考えた。人間が『カク』を使っても、
あの常識を越える爆発は不可能だと考えた。
かといっても、ポケモンでもあのレベルの爆発は
起こせない。だから彼らは天災と考えた。
否、天災と考えないと、得体の知れないナニカが
襲ってきそうだったからだ。
雪山は、かなりの大きさで、頂上はとても見えず、
彼らでは頂上まで行けないほどの高さだった。
中間付近の坂がなだらかな所に彼らは洞窟を作った。
「なー紅蓮。オレンの実はもう食べれそうか?」
「収穫して後三十分ほどしたら熟すだろう」
彼らは、洞窟に三つの穴を掘っていた。一つの穴
からは湖に通じ、もう一つの穴からは自分たちで
耕した果樹園があり、最後の穴は雪山へ行くときの
穴だった。彼らはポケモン達と一緒に、懸命に
生きていた。そんなある日——
ドサリ。
何かが倒れる音がした。入り口からだ。大河は、
自分の手持ちのポケモンから、ワニのような容姿に、水色の身体、大河を軽々と越す背丈のポケモン、
オーダイルを出し、入り口へと向かった。
「……これは!」
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