二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] れんれん.  | 銀時誕生日時別企画up ( No.79 )
日時: 2010/10/12 17:10
名前: みんと水飴 ◆DUNn3svPYc (ID: ObYAgmLo)
参照: http://amenomori22.jugem.jp/

 兎さんとサド王子と遊ぼう企画
        〓サド王子と料理

「穂乃嘉、なんでエプロンなんて巻いてんでィ」
「ふふーん、今からお菓子作ろうと思って!」
「お菓子? ケーキとか?」
「うん、今日暇だから」
「ふーん。見てて良いですかィ?」
「勿論いいよ! ってゆーか一緒に作ろうよ」
「俺料理とか苦手だからなァ、見てるだけで良い」
「駄ー目。ほら総悟、エプロン付けてきて!」


———数分後


「穂乃嘉、エプロン着てきやしたー」
「……ちょっ、何それ。ピンクのフリフリって……」
「可愛いだろィ。近藤さんの棚から取ってきやした」
「近藤さんなんでそんなの持ってんの!? てか幾らなんでもそのエプロンは可愛すぎ!」
「有り難う御座いやす」
「誉めたつもりはないんだけどね。まぁいいや、始めよっか」

 ◇

「じゃあまず、このボウルに入ってるのをかき混ぜて」
「よーし、」



ガシャビチャブァシャッ!



「あり? 中身が消えちった」
「……総悟……?」
「なー穂乃嘉、なんか中身が無くなっちまったんだけど、」
「……総悟、私の顔面と周りをよーく見てください」
「あ、穂乃嘉の顔、卵まみれだ。どうしたんでィ?」
「どうしたんでィ? じゃないわボケェェェエ!
 なんて事してんの? かかき混ぜる力を考えてよ!」
「料理苦手って言ったじゃないかィ」
「料理以前の問題ィィイ!
 ……ったくもー、今顔洗ってくるから周りに飛んだやつ片付けておいてよ?」
「へいへい」


———なんやかんやで2時間後


「……あ゛ー疲れた」
「ケーキ美味しそうにできやしたね」
「総悟はホント無邪気な顔だけは可愛いよね」
「……穂乃嘉の顔粉まみれだィ」
「総悟が小麦粉入った袋をいきなり投げるからだよね」
「そーゆー穂乃嘉も楽しそうに笑ってたじゃないかィ」
「……あれはもう限界だったんだよ、色々と」
「まぁ細かい事は気にしないで、アーン」
「(もぐもぐもぐ)」
「どう、美味しい?」
「……総悟が一緒に作った上にアーンしてくれたから倍美味しい」
「そうですかィ。じゃあ……食べてい?」
「……え、まぁいいじゃない?」


 
  ドサッ



「……は」
「じゃあいっただっきやーす」
「ちょっ、離せェェェエ!!」


総悟さんと料理
(穂乃嘉が良いって言ったんだろィ)
(騙されたぁぁぁぁあ!!)