二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 時計屋ウサギ@リサイクルスレでし。 ( No.199 )
- 日時: 2011/03/26 20:17
- 名前: 猫科の犬☆元リラくま (ID: KrNEmkft)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
—第1話—出会い
時計の音がそこらへんでなっている。そうここは時計屋。
でも1つだけ不規則に時計の音が鳴っている時計。それは、彼の懐中時計。
その懐中時計だけは、世界の時計を動かせる。全てが全て彼の手の中に時計がある。
「あ。リノン。そこの時計ふいといてくれるかな?」
「はーい!」
リノンと呼ばれた女の子。その子は、この時計屋で居候している。
好きなジュースは赤い色をしたジュース。
ある日時計屋と出会いそのまま時計屋についてきた女の子。
扉が開く音がした。
「いらっしゃーい!」
「お客様?珍しいこんな所に。いらっしゃい。」
時計屋に入ってきたのは、1人の少女だった。その少女は全体的に白い服をきていた。
まるで教会にいるシスターの様な格好。
でもその少女は、なぜか震えている。
「ご用件は?」
クレンが少女に暖かいお茶が入っているカップを震えている手に持たせた。
少女は、クレンの問いかけに何も答えない。
「そのお茶を飲んでごらんなさい。きっと心が落ち着きますよ。」
少女がお茶が入っているカップをしばらく見つめてから1口、口に含んだ。
「おいしい・・・。」
少女がやっと何か喋ってくれた。
「さぁお客様。落ちついた所で、ここにどうぞお座り下さい。」
クレンが少女をイスに座らせた。
「ありがとう。」
「さぁもう1度聞きます。ご用件は?」
「わからない。はしっていたらここにたどりついたの」
クレンがその答えに落ち付いて答えた。
「それじゃあお客様。お客様のお名前は?」
「名前・・・?」
少女が少し困った。どうやら名前がわからないらしい。
「どこかできっと落としてきちゃったんだよ!記憶と一緒に!時計屋さん」
「リノン。そうかも知れないね。しばらく少女をここにいさせてあげようか。」
クレンがその言葉をいった瞬間にリノンの顔が笑顔になった
「本当に!?時計屋さん!」
クレンがうなずいた。
「やったぁ!名前がないんだよね・・・。名前がないとなんか呼びずらいから・・・そうだなぁ〜。」
リノンがしばらく考えていた。
クレンがその間に少女のお茶のお代わりを入れていた。
どうやらいつのまにかなくなっていたらしい。いつのんだんだろうか?
「あ!わかった!ミンク!貴方の名前はミンク!いいよね?」
少女。いやミンクがうなずいた。
「ありがとう。名前をくれて」
ミンクもリノンに負けないような笑顔で返した。
クレンがそれを見て安心したのか、仕事に戻った。
「リノン。そこの時計は拭き終わったの?」
「あ。今拭く!」
「私も手伝う。」
ミンクもリノンの手伝いをし時計屋の掃除がはかどった。