二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 時計屋ウサギ@リユーススレでし。 ( No.207 )
日時: 2011/03/27 10:14
名前: 猫科の犬☆元リラくま (ID: KrNEmkft)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

—第2話—真実

ミンクが来てから次の日。
ミンクはリノンと一緒にクレンの手伝いをしていた。
「君が来てから仕事がはかどるよ。何か思いだしたことは?」
「特に・・・」
「そうか。」
その時だった。
急に扉が開く音がした。しかもいきおいよく開けたようで扉が当たる音がすごかった。
「お客様?そんなにあわてなくても・・・」
クレンの言葉がとぎれた。なんでかというと、扉から入ってきたのは、お客様っていう格好じゃないからだ。
黒いスーツを着た大人の人がたくさんはいってきた。
「お客様ではなさそうですね。ご用件は?」
「そこにいる女を渡せ。」
大人達のその1人がいった。
「そこにいいる女ですか。なぜ?何か用でも。」
「そいつは現実屋だ!!」
「現実屋・・・。」
クレンは、少しだけ考えてレノンとミンクを連れて店から飛び出した。
ずっと走って行って、大人達が見えなくなった時にリノンがいった。
「現実屋って?」
「願いがかなうんだ。その子と誰かが望めば。あいつらはきっとそれをねらってるんだろう。」
「何のために?」
リノンが首をかしげた。ミンクは時計屋に来た時のようにまた震えている。
リンクは少し考え言った
「現実屋は世界も壊せる。2人が願えば。だからこの世界を壊そうとしてるんじゃないかな?」
「でも?ミンクはそんなこと望まないよ!」
「それは、どうかな?世界の終わりが来た時、ピーターパンの呪いも解けるからね。」
ミンクが1粒、雫を落としていった。




「全部・・・全部思い出したわ。私は、奴らから逃げてきたの。」




「いたぞ!!」
あの大人の人達が今追いついてきた。
すると大人の1人が近くにいたリノンを人質にとった。
「取引だ。その女をこっちに渡せ。そしたらはなしてやる。」




ミンクが怖さで震えながらもクレンの方を見た。
クレンは、大丈夫と1言いって笑った。それと同時にリノンが動き出した。
リノンが、つかんでいた大人の手を噛んだのだ。
「なっ!こいつ!はなっ・・・せ」
「ごちそうさま。お次はだーれ?」
リノンが大人の1人の血を吸った。その大人は見事に倒れた。
リノンの好きなジュースは赤い色をしたジュース。「血」
「なんなんだ!お前は!!!」
「ノスフェラトゥですよ。聞いたことないですか?純潔の吸血鬼。」
クレンがいった。同時に大人達全員が青ざめた。





「マダ・・・マダ血ガタリナイヨ。モット頂戴。リノンに頂戴。」
「噛みついていいんだよ。存分に」




それを聴いたリノンが大人達全員の首を噛んだ。
リノンのもう一つの人格。純潔の血が流れる。もう1つの人格。





「ノスフェラトゥ」