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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】曇空にも月は輝く キャラ人気投票中! ( No.170 )
- 日時: 2011/01/29 12:19
- 名前: 瑠々 (ID: TV9sr51/)
第三十五訓「弱そうな奴は結構強い」
「・・・春麗、お前は何がしたいんだ・・・。日向を拉致った理由、私達も知る事は出来ると思うけど」
月奈はほんの少し刀を春麗の首筋に近づけた。
月奈の言葉に不気味に笑った。其の刹那———、
ガシャァァァァァァッ!!!!
と言う鈍い音と共に月奈の体は遠くの壁に叩きつけられた。
辺りに煙が立ち込める。
「「月奈ァァァァァァァ!!!」」
神楽と七香が叫んだ瞬間、煙の中から月奈が姿を現した。
其れと同時に春麗の右肩から血が噴出す。
其の様子を見た月奈はニヤッと不適に笑った。春麗は右肩を抑えると
不適に笑った。
頭と口から血を流す月奈を見て、新八は脳裏に思い浮かぶ姿があった。
(・・・あの時の神楽ちゃんと一緒だ・・・)
そう、新八が思い出したのは、阿伏兎と戦っていた時の神楽だった。
「・・やっぱり、血は争えないね。最近戦場に立っていないみたいだけど、そんなの関係ないって訳ね」
「・・・・・五月蝿い」
月奈は鋭い目つきで春麗を睨んだ。其の月奈の表情を見て笑うと続けた。
「『月夜族』の血には勝てない。何度拒絶しようとね・・・」
「『月夜族』・・・」
日向も『月夜族』と呟いた。日向の表情は納得している様だった。
「戦闘部族『月夜族』。其の戦闘能力と治癒力は夜兎を超える。
そして、月夜の最大の特徴は桜色の髪に黄色の瞳・・・・又は黒い髪に青い瞳、そして白い肌」
桜色の髪に黄色い眼。白い肌。
其れはすべて月奈に当てはまる。
「まさか月奈が———・・・・」
神楽は信じられない眼で月奈を見た。
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