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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】曇空にも月は輝く ( No.35 )
- 日時: 2010/10/17 13:34
- 名前: 瑠々 (ID: 7.F5HCJo)
第七訓「飛んで火に居る夏の虫」
桜舞う春が終わり、セミの鳴く夏になった。
私が居座る万事屋は、五ヶ月ぶりの依頼が飛び込んできた。依頼の内容は人を探すと言う簡単な事だった。
「『夏空 凛。十五歳。身長は百五十五cm。
十年前行方不明になり、今も居場所終息不明。
特徴は、黒髪を肩まで伸ばしている。瞳の色は緑』」
私は、依頼主が私達に渡した写真とメモを読みながら
銀時に渡した。
「っ、たくよぉ。十年も子供ほったらかしにしてたくせに「探してくれ」なんてよぉ」
と銀時は寝転びながらブツクサ文句を言っていた。
————事の発展は一時間前・・・・。
気温三十度を越し、扇風機の取り合いをしていた私達に依頼が飛び込んできた。
依頼主の名前は、夏空 蓮。
蓮からの依頼は「十年前行方不明になった双子の妹を
見つけて欲しい」と言う事だった。
何故今頃になって探そうとしているのかは教えてくれなかった。
————————————————————
「と言う訳で、仕事するよ。銀時」
「えー、ジャンプ読んでから」
仁王立ちして、ソファに寝そべりジャンプを読んでいる銀時を見下ろして言った。
「お前なァァァァ!!!久しぶりに仕事が入ったってのにヤル気が無いとはどう言うこったァァァァ!!!」
と大声を出し、私は銀時を蹴飛ばした。
前回に続き、不機嫌なまま仕事に出た銀時でした☆
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