二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【リボーン!】運命のソーサリー ( No.432 )
- 日時: 2011/01/24 18:31
- 名前: 桃香 (ID: 0y/6MWPS)
- 参照: アリス的10お題を、シリーズ化するのは無理だと知った。
番外編2 焦がれてしまったあなたを求めて。
「ねぇ、貴女は好きな人とか居ないの?」
「へ?・・・好きなヒト?」
私の事を貴女と呼ぶ彼女は、偶然町で出会っただけの子だった。
・・・ツナが前に家に連れて来てた記憶があるんだけど、・・・それは、どーなんだろう?
なのに、ちょっと話しただけで、もう好きな人の話とは。
・・・まぁ、ちょっとと言ってももう1時間は経っているんじゃないか。
公園に来たランボとイーピンの子守中に、偶然通りかかっただけの子なのに。
・・・・・知り合いにも、程があるだろう。
でも、チャンスかもなー。とも思っていた。
ツナは、どうやらその子の事が好きらしい。
しかも、好きな人の話題を自ら持ちかけて来た。
・・・・聞いてみようかな、ツナの事が好きなのか。
「わ・・・私は、特には・・・」
「え?意外だな〜!私、あのバジルって子の事が好きなんだとばっかり思ってた〜!」
え・・・・?
バジル・・・を?
それは、・・・・ちょっとある。
だって、確かに私は、マーモンとの一回目の勝負の時に言ったよ?
『バジルが大好き』だって、『幸せになりたい』って・・・・。
・・・・ッ・・・な、・・・・何でこんなに恥ずかしいコト・・・を・・ッ・・・・。
・・・・も、もう過ぎた事は忘れる!!
そして、・・・・・今、私、・・・・バジルの事どう思ってるんだろう・・・・?
・・・・まさか、もしかして?
「あのね、私ね、・・・・・が好きなの」
え・・・?!
「あ、・・・この事、内緒だよ?お願いだからね!」
「うん、大丈夫」
「そっか〜!良かった」
・・・言える訳ない。
まさか、まさか、まさか。
彼女が好きなのは—————————だなんて。
言える、訳・・・・。
そう言って、彼女は去って行った。
行って気付いた。
・・・私、あの子の名前聞いてなかった・・・!!
そ、それは置いておいて・・・っと。
私って、本当は・・・・・・?