二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【夏目友人帳×ボカロ】 †夕焼け空† ( No.15 )
日時: 2010/10/03 21:11
名前: 浅葱 ◆jnintUZIrM (ID: COldU63y)
参照: http://PC変わったので名前も変えました。白柊です

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(VOCALOIDE side)

ピンポーン♪

……暫くすると家のチャイムが鳴った。俺よりも先にリン達が喜々悠々として扉を開ける。
やって来たのはミク、メイコ姉さん、カイトの3人だった。手にはそれぞれ何かを持っていた。
その持っている物は間違いなく普通の物では無い事だけは何となく分かるけれど。


「ミク姉にメイコ姉にカイトいらっしゃ〜い♪」

おい! 此処お前の家じゃねぇぞ!……と言うツッコミが出来るほど元気では無くて俺は溜息をつく。
勿論そんな事であいつらの反応が変わるはずも無く「おじゃまします」と言う声と共に騒がしくなった。
此処は病人がいる家だっつーのに。

「キョウ兄、風邪大丈夫?」

そう言いながら俺の額に手を当てたのはミク。まぁある意味このメンバーの女の中で一番女らしい奴。
脅威の葱好きで三食葱でもいけるとか言うとんでもない奴でもあるが。

「アイス買ってきたよ〜^^ 後で食べる?」

ヘタレっぽい感じの良く言えばほのぼのした声で喋ってきたのはカイト。こっちは脅威のアイス好き。
良く女子軍団にデリカシーの無い事を言ったりもする変態でロリコンとか言う面もあったりする。
……こんな奴が兄貴って、どうなんだろうか。


「こう言う時は酒しか無いわよねぇ!!」

そう言って酒瓶を雄雄しく上げたのはメイコ姉さん。一番危ない脅威の酒好きの酒豪。
姉っぽい頼れる人だがちょっと……凶暴と言うかなんと言うべきか。

「ったく、仮にも病人が「よし、じゃあミカン食べよ〜」

人の話を聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
ニコニコとうざいくらい爽やかに笑うリンに内心殺気を覚えつつも溜息を着いた。

「あ、ねぇそう言えばさぁ……」

するとミクが何かを思い出した風に手をポンと叩くと楽しげにクスクスと笑う。
そんなミクに全員「?」と言うマークが着きそうな顔をしているとミクがとんでもない話をしだす。


「そう言えばさっきね、キョウ兄のマンションに行く時女の子を見たんだ。ロングヘアの子でね……神社に向かってたっぽいんだけど何か面白そうだから行かない?」

「「「「行く行く〜」」」」

……病人に対する台詞がそれってありなのか? とか思いつつ仕方ない、と立ち上がって服を着替える。
ロリコンのカイトは既に何やら鼻血を出していた。
……もうこの人警察か精神病院に押し込んだ方がよくないか? とか思う。自分の兄貴だけれど。


「ところで神社って何か面白そうだよね!」

リンがくるくると回りながら(何故)言った。それには俺も同感だったので頷いておく。
神社って何処か不思議で面白そう、と言う感じがしないでもない……気がする。






だけど、その好奇心が





後々大きなことになるなんて






知りもしなかった。