二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボンゴレ学園 ( No.36 )
- 日時: 2010/10/23 14:58
- 名前: ちくわ♪ (ID: NN.yKTYg)
朝まで討論会!○○は誰だ!?
第二話
「この中に、ハゲがいる!!!!!!!」
「「「「「「………」」」」」」
「僕帰る」
「俺も帰ります」
「あ〜、お腹すいたでござる」
「時間の無駄だったぜ」
「今日中にこの前買ったSMゲーム終わらせましょう」
「究極に眠い!」
すたすたと出口に向かう面々。
「ちょ、ちょっと待てよ!」
「「「「「「断ります、校長先生」」」」」」
「ええっ!」
誰もまともに取り合ってくれず、どうしようかと悩んだジョットだが、次の瞬間。
「いいのかな…?」
と意味ありげにいった。
「?」
「この場で逃げるということは、自分に後ろめたいことがあるからじゃないのか?俺の言うことをまともに取り合わないやつこそ、ハゲの正体なんじゃないか…?」
言いがかりもいいところだ。
「ハン、好きにしろよ。そんなこと言ったところで誰も…」
ダッ!!
「ん?」
Gがジョットの方を見ると。
「それで?ハゲについて話し合いたいんだね。いいよ、じっくり話し合おう」
「ハゲの教師がいるなんて実に興味深いものね」
「話し合いをするならお茶でも入れるでござるよ」
「SMゲーム?いつの時代かやっていたかもしれませんねぇ」
「究極に議論しようではないか!」
「うむ、いい心意気だぞ、諸君」
「「「「「イエス、マイロード!」」」」」
(ええ〜、やっちゃうんだ、お前らやっちゃうんだ…)
Gが硬直していると
「…ん?Gくんはやらないのかな?」
ジョットが、Gをじっと見つめる。
他の教師たちもこっちを見ている。
(だ、だめだ、こんなことでくだらない議論に付き合っているようでは立派な教師には…!)
「こ、断る。俺には教師の仕事があるからな」
(いった、いったぞ…!)
すると。
「ふーーーーーーーーん」
ニヤリ。
ジョットの口が不気味に歪む。
「ねえみんな聞いたかー?」
「「「「「はーい」」」」」
「こいつだけ話しあいしないってー」
「な…っ」
「これって何を示しているか分かるよなー」
「「「「「はーい」」」」」
「ハゲはGだったんだって!!」
「って、おいジョット!」
「さあ、親愛なる教師諸君。存分に広めてきてくれたまえ」
「オイお前ら!!!!!」
「君が犯人だったんだ」
「知らなかった…」
冷めた目でGを見て、会議室を出ていくみんな。
「おれじゃねえええええええ!!」
Gの悲惨な叫び声が響いた。
「……ジョット」
「なにー?」
「お前どうしてくれるんだ」
「俺何もしてないぞー」
「てめえが主な元凶だろうがっ!!」
Gは今までの人生の中で最も大きいであろう声で怒鳴った。
「ドンマイドンマイ。ま、だったらホントのハゲみつければいいだろ」
「え?」
「頑張ってくださーい、俺デーチモに会ってくるから後よろしく」
「……」
ガチャン。
一人残された会議室に立ちつくすG。
自分は何も悪くないような気がするが…仕方ない。
「ハゲを見つけてやる!」
Gの奮闘記は、こうして幕を開けた…。