二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 超能力少女がやって来た 【戦国BASARA】 ( No.11 )
- 日時: 2010/11/10 19:37
- 名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
- 参照: http://id34.fm-p.jp/161/id2772/
*第伍訓 トリップとかありえないでしょ!非現実な事 後編
「あんた誰?」
後ろで低い声がした。
しまった・・・!!考え事に夢中で後ろの気配に気付かなかった・・・・!!!
しかも首には冷たく尖った何かが押し当てられていた。
まずは、この男の素性を調べないと!
私はばれないように目を閉じて精神感応能力で男の事を調べた。
この人は猿飛佐助・・・・。
忍・・?忍者って事・・・?
しかも、仕えているのは真田幸村、武田信玄・・・・。
それに、真田幸村に武田信玄って有名な武将だよね。
もう1つ分ったことがあった。
しかも此処は私が居た東京じゃない、
此処は、
——————・・甲斐・武田領・・・・。
甲斐・・・?
今は山梨の事だよね。
つまり、私はトリップした事・・?
まさか・・・・、ね。
「ねぇ、さっきから何も言わないけど・・・・」
あ、猿飛さんの存在忘れてた。
「失礼ですけど、私の首に当ててある物騒な物退けてもらってもいいですか?あなたを見ることもできませんし、お話も出来ませんから」
自分でも驚くほど低く冷静な声が出た。
「ふーん。君面白い事というね。それに、お話が出来ないって別に後ろを向いたままでも出来るでしょう」
「逆にいいますけど、お話をする時は人と目を合わせてお話をしろと教わりませんでしたか?」
「・・・・・。あはー、俺様降参かもー」
「どうぞ勝手に降参してください。私には其の方がありがたいです。其れに私此処の世界の住人じゃないみたいですし・・・・」
「!?」
猿飛さんの驚く声が聞こえた。
ヒュー・・・。
そういったと同時上から何かが落ちて来る音がした。
ん?
私は不審に想い上を見上げたら、黒とピンクのチェック模様のキャリーバッグ。
あれ?見た事のある模様・・・・。
何だったけー?
あ、私のキャリーケースだ。
猿飛さんも上から何かが落ちてきたのに気付いたのか、少し驚いていた。
ん?
しかも、このまま落ちてくると私と猿飛さんの頭上に当たる・・・?
うわー、当たったら痛そー。
・・・・。
って、違ーう!!
当たったら只じゃ済まないって!
如何しよう!?
このまま場所を移動する事は瞬間移動で可能だけど・・・・。
猿飛さんが居る前じゃ超能力を使えない・・・!!
あ!
このとき私はいいことを思いついた。
ばれないように念動能力を使えばいいんだ!
念動能力で落ちてくる衝撃を柔らかくすればすればいいんだ!
そうと決まったら実行あるのみ!
猿飛さんを気にしながら私は念動能力で落ちてくるキャリーバッグの威力を弱くした。
そして、キャリーバッグはストンと地面に落ちた。