二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 超能力少女がやって来た 【戦国BASARA】 ( No.27 )
日時: 2011/04/05 18:25
名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
参照: シリアスモード突入!!(`・ω・´)

*第壱拾参訓 初めて友達が出来た嬉しさは何にも替えがたい

皆さん初めまして。
私は武田信玄様の館—躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)に仕えている女中の奈々と申します。


以後お見知りおきを。


私は今信玄様に言われ穂乃嘉様に挨拶に行くところです。


穂乃嘉様が居ると言われた襖の前に立ち深呼吸してから襖をトントンと叩いた。

「失礼します。私これから穂乃嘉様の世話をするように言われました、奈々ななです。以後、お見知りおきを」

「あ、どうもご丁寧に。此方こそよろしくお願いします。あの、頭を上げてください」


私は入るなりそう言い直ぐに頭を下げた。
穂乃嘉様が慌てて言う物なので私は頭を上げた。


穂乃嘉様を見て思わず驚愕してしまった。


雪のように、いや雪より白い肌に本当に食べ物を食べてるいるのかと疑いたくなるような細い腕足。
顔は可愛らしく無造作に長く伸びている金髪は肌にはあわぬ明るさだった。


私はこの人は本当に健康なのかと疑いたくなった。
だが、慌てて平静を装った。


「あの、1ついいですか。私のことは穂乃嘉様、と言うように堅苦しく呼んでほしくないんですが・・・。穂乃嘉、と呼んでください奈々さん。後、敬語を使わないで下さい」


突然の穂乃嘉様の言い出しにびっくりした。
だけど、その顔は何かに震えているようだった。


「それは・・・「お願いします」


それは無理です、と言おうとした瞬間穂乃嘉様に言葉を遮られた。
それに・・・、穂乃嘉様の声音は今にも泣きそうなぐらい震えていた。


「分りました。ではなるべく敬語ナシでいきたいと思います。さすがに呼び捨ては無理なのでちゃん付けでいいでしょうか?それに穂乃嘉様も敬語ナシで話してください。私のことは奈々、と呼んでください」

「は・・・じゃなくてうん」


それから私たちはいろいろな事を話した。



穂乃嘉Side


奈々とは年が近くすぐ打ちあい“友達”と言うものになった。


“友達”と言う言葉の意味は良く分らないが奈々に聞くと、互いに心を許し合って、対等に交わっている人、と言う意味らしい。


“友達”と言う言葉は始めて聞くし“友達”と言うのも中々いいな、と思った。



とっくに夕餉も食べ終わりお風呂にも入り私は布団に入りながら思った。

真田さんと猿飛さんとも友達になれるかな?なんて思いつつ私は寝た。