二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: VOCALOID日記 ( No.11 )
- 日時: 2010/10/16 11:21
- 名前: ワタアメ ◆l7RO86Kdhc (ID: CbmxSfx3)
(KAITO 甘甘)
「甘いひとときを」
「うーん……」
「起きましたか?マスター♪」
朝から私の隣で寝ているカイト。
「朝からマスターは可愛いですね」
ちゅっ
朝から軽いキス。
「んー。カイト、歌の練習してて…「だーめ♪」
「えっ」
「今日は俺とマスターがデートする日です!」
そんな約束したおぼえがない。
「カイト、そんな約束…」
「ほら、行きましょう!」
無理矢理連れて行かれた。
私たちが来たのは大きい遊園地。
「人がいっぱいいますね、マスター」
「うん。あ、アイス売ってるよ。食べる?」
カイトは目を輝かせて
「食べます!!」
って言った。
「マスターは何味食べます?」
チョコアイスを持ったカイトが聞いてきた。
特に何か食べたいわけじゃなかったから
「いや、いらない」
って言った。そうしたらカイトが
「俺のアイスとはんぶんこで食べましょう!」
「えっ!イヤだよ、こんなところで……」
するとカイトが目をうるうるしながら
「俺のアイスなんて食べたくないんですか……」
と言ってきた。その顔反則‥‥///
しょうがないから
「そういうわけじゃないよ!……もういい、食べてあげる!///」
って言って食べてあげた。
それを見て笑ったカイトの笑顔がやけに暖かかった。
いろいろアトラクションをまわって、もう夕方だ。
そろそろ帰らなきゃ。
って言ったらカイトが
「何言ってるんですか。これから映画を見に行くんですよ?」
って言ってきた。
「ちょっと待ってよ。歌の練習は??」
「今はこっちの方が大事です♪」
歌を歌うプログラムなのに歌わないってどういうことだろう。
やっぱりうちのカイトはバカイトだ。
「いや、行かない!もう帰るよ!」
そう言ったら、カイトが
「もうチケット買ってあるんですよね〜。行かなかったら大損ですよ」
とか言ってきた。
しかたがないから、映画にも行ってやることにした。
するとカイトがにこって笑った。
胸の奥がドキッとした。
映画を見終わって、帰る途中
「どうでしたか?楽しかったですか、マスター」
と聞いてきた。
「まあ、楽しかったよ」
とだけ言っておいた。
「俺、最近マスターが元気無いの知ってたから…元気出してほしくて」
思いがけないその言葉に
ちょっとジーンとした。
でも私は素直じゃないから
「バカ。先に言いなさいっ」
って言ってほっぺにキスをした。
END