二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID日記 ( No.3 )
日時: 2010/10/15 13:35
名前: ワタアメ ◆l7RO86Kdhc (ID: CbmxSfx3)

(KAITO 甘甘)
「一周年」

「マースーター♪」
朝から耳元でするうるさい声。
「ねえ、マスターったら!」
ああ、うるさいなあ。もう少し寝させてよ。
「起きてくださいよマスター!!」
うるさいっ。昨日夜まで仕事してたのに!気遣いがないのかお前は!
「マー!スー!ター!!」
がばっ
「ええい!!うるさいっ!!!」
何度も何度も耳元で騒がれて、私はカンカンに怒っていた。
……あれ?なんかカイトの様子が変だ。
「マスター、ひどい……今日は僕がこの家に来てちょうど一周年じゃないですか!」
ああっ!忘れてたっ
「ご、ごめんカイト」
ちょっと拗ね気味なカイト。でも次の瞬間には
「まぁ、いいですっ!僕がここまで育ったのもマスターのおかげですから♪
と目をキラキラさせてきた。

「あ、そうだ!僕、マスターのために歌作ったんですよ!聞いてください!」

あ〜 マスタ〜♪

もう一周年ですよ〜♪

今まで〜どうもありがとう〜♪

二年目も〜よろしく〜ねっ!♪

自分で作ったメロディもバラバラな曲を必死に歌うカイトが可愛すぎて

私はカイトを抱きしめた。

「わわっ、マスター!?どうしたんですか!?」
「ふふっ、なんでもなーい♪」
顔を真っ赤にして照れるカイト。可愛すぎて堪らない。
「カイト」
「なんですか、マスター」
カイトの耳元で、わざと息を多めに言う。

「大好き」

「え…」
何を言われたか、頭が回ってないカイト。
少ししてから、やっと気付いて、恥ずかしそうに顔を隠す。

「なっ、ちょっ、えっ…えええっ!!///」
「ふふっ」
「マ、マスターから、すっ、好きって……」
ああ、耳まで真っ赤。
こいつがアイスだったら、もう食べてるくらい可愛くて、愛しい。

「僕も、マスターのこと、大好きですよっ!!」



END