二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: VOCALOID日記 ( No.6 )
日時: 2010/10/15 14:52
名前: ワタアメ ◆l7RO86Kdhc (ID: CbmxSfx3)

(帯人 甘? 男性マスター)

「雨時々ヤンデレ」

ザー ザー
ザー ザー


……今日は雨がひどいなあ。
帯人、寂しがってないといいけど。

そんなことを、会社から帰りながら思う。

一応傘は買ったけど……
それでも雨が強すぎてて少し濡れてしまう。

失敗したなあ。天気予報では曇りって言ってたのに……

雷も鳴りそうだ。そう思うと帯人が心配になってきた。
ちょっとメールしてみようかな。

近くにあった店の下で雨宿りしながらメールをうつ。

カチャカチャ カチャ。送信、と。


Re:マスター

帯人、雨が強いけど大丈夫か?
停電でもしたら電話しろよ
帰るまでしばらくかかるから



ピルルルルル—……

「ん、メールか」


Re:帯人

マスターも大丈夫ですか?
何かあったらすぐ言ってくださいね。
僕がすぐ駆けつけますから♪
雷嫌いのマスターのことだから、心配です。



まだこっちが送って一分しかたたないのに……
ちょっと怖いぐらいの忠誠心だな…と少し冷や汗。

ピカッ
        ドオオオオンッ!!!!


「うわっ!!」
雷が鳴った。実は雷嫌いな俺。つい叫んでしまった。



「マスター!!!」
ガバッ

え?
なんで帯人いるの?
あれ?さっきメール来たよね。帯人から。
ええっ………??

「マスタァー!心配しましたよー!」
でも、俺の隣には帯人がいる。んんん??

「帯人、なんでここに…?」
「いや、マスターの悲鳴が聞こえたので駆けつけたんですよ♪」
駆 け つ け た ?

ちょっと待て、家からここまで軽く50Kmはあるぞ。

「帯人、お前……」
「フフッ♪帰りましょマスター♪」

………
  ………
     ……



ちょっと怖いけどいいナイトがいてくれて幸せです。



END