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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 一つの挑戦状。《サマーウォーズ》 ( No.37 )
- 日時: 2010/11/15 16:34
- 名前: スカイブルー (ID: AyMnBqmb)
{なあ…。そいつの所今行ってみろよ。何かしといてやるから。}
{何故?まあいってみるけど…。じゃ。}
僕はパソコンを持ち、納戸を出た。
「あ、佳主馬君。久しぶり!」
「あ、健二さん。」
廊下で健二さんがたち歩いていた。
「ねえ、僕ぐらいのパソコン持った女の子見なかった?」
「あ、それなら大広間にいたよ。」
「…ありがと。」
その一言を言うと僕は大広間に向かった。
大広間に着くと隅のほうで一人パソコンを置いて僕に背を向けている人物がいた。
「やあきたね。キング。」
そういった彼女はいつもと違う口調で怪しい笑みをこぼした。
「小夜…?」
「俺の正体にまだ気づかないのかい?」
「?」
すると小夜は振り向いてハハハと笑い出した。
「OZの最高セキュリティ、34の正体は俺だ。」
は…?小夜が34?てっきり男かと思ってた…。確かに言われてみれば小夜の記憶力は尋常ではない。少し、小夜のパソコンからあの34がにやっと笑っていたのが見えた。
「今までだましててごめん。なんか言い辛かったんだ。」
ふつうの口調に小夜はもどして言った。
「別にいい。隠し事はこれだったんだ。」
「え?あ、うん!ほんとごめん。」
…?何か迷ってるように見えたけど…まあいいか。
この後、この「まあいいか」を後悔したんだ。自分はなんで気がつけなかったんだろう。
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