二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 一つの挑戦状。《サマーウォーズ》 ( No.39 )
- 日時: 2010/11/15 20:53
- 名前: スカイブルー (ID: .v5HPW.Z)
「小夜ちゃん…?」
突然後ろから声がした。
「夏希お姉ちゃん?」
「小夜ちゃんだぁ!ひっさしぶりぃ!!!」
がばっという音とともに夏希姉ちゃんが小夜にダイブした。
「大きくなったね!佳主馬に何か変なことされてない?もしくは誰かに変なことされてない?」
「夏希姉ちゃん…、何か今へんな言葉が聞こえたけど。」
「何かされてたらちゃんといってね!?小夜ちゃんになんかする奴は片っ端からへしおるんだから!」
「そんなの夏希お姉ちゃんがするまでもないよ。」
「そうだった。この子は強いんだった!」
二人そろってスルーか。隣にぼーぜんと突っ立っている健二さんがいた。
「…健二さん。夏希姉ちゃんとられてるけど。」
「はは…。」
ほら、苦笑いですました。なんて人だ。
「夏希先輩についていけない時とかいろいろあるから…。」
「…ふうん。」
なるほど。わかる気がする。
「ところで私の家、佳主馬君の隣なんだよ。」
「え?てことは学校も一緒…。佳主馬君、何か小夜の身のまわり情報聞いてない?」
何でそんなこと言わないといけないんだよ。
「…友達から4、5回告白されたって聞いたことある。」
「え!?」
夏希姉ちゃんが異常な反応…。
「…でも全員断ったよ?」
「なら良かった…。」
夏希姉ちゃんはほっと胸をなでおろした。そして「流石仮にも我が妹!」と叫んだ。
「へ?妹?」
健二さんが聞いた。
「初めまして、夏希お姉ちゃんの彼氏さん。紀野小夜です。過去に篠原家にお世話になっていましたものなんで。」
「は、はぁ…小磯健ニです。そうだったんだ…。」
「…僕、初耳。」
「あれ、言ってなかったっけ。」
「…。」
こんな感じでドタバタやってると遠くから、「スイカいらないの〜?」と真緒の声が聞こえてきた。
「あ、食べるの忘れてた。いこ、佳主馬。」
「ん。」
そして大広間から僕達はでた。
(「んー、佳主馬ならゆるしてあげてもいいかも。」)
(「へ?何のことですか、先輩…」)