二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 自分探し 【銀魂】 ( No.61 )
日時: 2011/01/04 22:18
名前: 海苔 (ID: sjTpucjC)
参照: 君のための物語を書いてあげよう

第二十五訓 やっと4分の1…って100行く気なの!?





「だーかーらー! 坂田さんに呼ばれたんですよ!」

「俺が怒ってんのは、そっちじゃねぇよ!」

「じゃあ、どっちなんですか!」


初っ端から土方さんとの言い争い。原因は真選組の大掃除があった日だ。
あの日私は、皆さんが読んでくれたとおり万事屋で反省書を書いていた日。帰ったら、いきなり怒られてその日は普通に収まったんだけど。

たまたま今日。ちょっとしたことで“あの日”が掘り返された。
そう、それは総梧と立ち話をしていた時————。


『はるか。この前の大掃除の日、何してた』

『坂田さんのとこ行ってたよ』

『坂田……あぁ旦那のとこか。何しに?』

『えっと、手伝い』


ちょうどそこを土方さんが通った。今思うと何やってんだ、自分。
ピタリと止まり、こちらを振り返った。


『手伝いだぁ? あの銀髪バカのところで?』

『そうですけど』

『勝手に行くな、あんなところ』


あんなところ、その言い方が気に食わなかったんだろうな。
思わず言い返した自分に反省をしよう。


『あんなところって言い方無いんじゃないんですか?』

『それより、なんであいつのとこなんか行ったんだ』

『呼ばれたからですよ』

『じゃあ、てめぇは呼ばれたらホイホイ行くのか?』

『ホイホイって、人のことを犬みたいに……。
 第一、犬のえさ食べてる人にそんなこと言われたくないんですけど』

『犬のえさとはなんだ! マヨネーズはどんな食べ物にも合う魔法の調味料……』



以下省略。

つまり、そこから言い争いは始まった。
後ろでは総梧たち(藤月隊)が野次を飛ばしつつの見物。頼むから仕事しろ。


「だから……、くそっ。あ〜!」


タバコを取り出し一服。おいおい、後ろには子供が居るんだぜ。悪影響だろ。


「ふー……。前言ったこと思い出せ、中野を助け出した日のこと」


中野。あ、穂乃嘉のことか。瞬時に頭の中に映像が浮かんできた。


——


『香音。よくやったな』

『……ありがとうございます』

『何をそんな驚いてんだ。
 まぁ……藤月隊? の方もまとめられてるみてーだし、何かあったら言えよ』


——


回想短いとか、言わないの。

土方さんの言葉が頭の中でリピートする。




何かあったら言えよ、なにかあったらいえよ、ナニカアッタライエヨ…………




ポンと手を打ち納得する。そうか、そういうことか。


「妬いてたんですね、ふくちょ……いったあっ!」

「バカか、てめーは!!!」


思いっきり殴られた! グーパンチで殴られたところをさする。

と、まぁ。こんな感じですけど。


「自分探し、今年もよろしくお願いします。
 あけましておめでとう! みんなで良い年にしようね!」

「今更」

「総梧、黙ってて」