二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 自分探し 【銀魂】 ( No.7 )
日時: 2010/10/21 20:55
名前: 海苔 (ID: 58y6MThT)

第四訓 目上の人がボケたりするとつっこんで良いのかわからない






「しかし安心なさい! 今日からココが君の家だと思っていいんだからな、はっはっは!」




「はいっ!?」



どーゆーこっちゃぁ、このゴリラは。俺、真選組で働くつもりないんだけど!
あんな黒髪と一緒なんて嫌だよ!
この際だから言うよ!? あの人、こえーもん!



「裏返っていたが、いい返事だ」

「違うぅぅぅっ!!!」

「ちょっと待ってくれよ、近藤さん」



黒髪が慌てて口を挟む。

よし黒髪、いいぞ。俺入らないからなっ!
そのままいい感じに持っていけ。



「俺は反対だ。性別が変わっていようと女には代わりねぇ。局中法度にも違反することになる」



よく分からないが良い事言ってるんだよな。
だって違反って悪い意味だし。




「……俺は別に居てもいいと思いやすぜ」




黙っていた美少年がポツリと呟いた。
黒髪とゴリラが、そっちを見る。

やめろぉ! 俺の快適エンジョイライフが。(女になってる時点で快適もエンジョイもないのだが)



「それに(いじめるやつが増えて)おもしろそうですしねェ」



にやりと怪しい笑みを浮かべた。

幻聴か。()の中が聞こえたような。
いじめるやつが増えてって聞こえたような。


黒髪は額に手を当てて唸っている。


嫌な予感がする。つーか嫌な予感しかしない。





「2対1か……。しょーがねぇ、入れるしかねーか」





本人の意見はっ!? 無視シカトかよ。

あれ、無視シカトって繋げたほうが言いやすいな。
無視カトっていいんじゃね? いけるよ流行語大賞!


——



なんで話し聞いてなかったんだろう。
流行語大賞とか言ってた私って馬鹿じゃん。

なんで真選組の隊服着てるんだろう。
なんで黒髪さんたちみたいな、上の者の隊服着てんだろう。






「——という訳で、今日から真選組に臨時として入ることになった」



美少年がスピーカーを使って隊員に説明してる。
肘でつつかれる。

「はい、名前言って(小声)」

スピーカー通してるから。小声とか無駄だから。
あー、帰りたい。今すぐ帰りたい。
スピーカーを渡された。









「香音はるかです」














波乱の始まりだった。