二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】 ( No.1 )
- 日時: 2010/10/20 12:40
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
プロローグ
・・・三年前、かつてカントー地方を拠点に活動していた、ロケット団が復活した。
目的は、ジョウトの伝説のポケモン、ルギア、ホウオウの力を使った世界征服・・・
その野望を打ち砕いたのは、金と銀の光だった。
【伝エル者】の力は、ポケモンと意思疎通が出来る物。長時間使用すれば、その者の身が危うくなる・・・
しかし、金と銀の光は臆する事も無く立ち向かい、勝利した。
現在、ポケモンリーグチャンピオンの座に就いている一人の少女。
彼女の瞳は、金・・・・・・
この物語はあの事件から、三年後の世界。
けたたましく、警報がリーグ内に鳴り響く。それは新たな事件の始まりを告げる合図だった・・・
スタッフ「非常事態です!!こんな事、リーグ開設以来ですっ!!!」
イツキ「嘘でしょ・・・?」
カリン「まさか・・・」
シバ「・・・」
キョウ「リーグ、チャンピオンが・・・誘拐された・・・」
彼らは四天王。チャンピオンに挑戦するトレーナーに対する、砦として挑戦者を迎える者達である。
リーグチャンピオンが普段、待機している部屋。室内には争った形跡は無い。
ただ、部屋に一つだけある大きな窓。外から割ったらしく、ガラスの破片が室内に散乱している。
そして・・・
チャンピオンの特徴であった、漆黒の長い髪。それが一房の束になって、平然と置かれていた・・・
用済みとしてではなく、まるでずっとそこにあったかのように、違和感が無いように。
更に、彼女の相棒達が入っているモンスターボールも何事も無かったように置かれていた。
それも、五つだけ・・・
イツキ「・・・信じられない。まさか、彼女が。」
シバ「しかし、なぜ彼女の特徴である髪を、現場に残したのだ?それに手持ちも・・・」
キョウ「警察からは、すぐに対策本部を設置し、総力を挙げて捜索すると連絡が入った。」
カリン「私達も、少しでも沢山の情報を集めないと!これは非常事態よ!」
キョウ「しかし、あまりにも不可解な点が多すぎるだろう・・・何故、争った形跡が無い?彼女の髪が切られて、室内にあるのだ・・・?それに、手持ちも一匹のみ連れて行っているのか・・・」
トウジョーの滝前
二人の人間が話し込んでいた。一人は前々回リーグチャンピオン、ワタル。
もう一人は翠色の瞳に、短い黒髪が印象的な、少年。
ワタル「・・・これで、良かったのか?」
???「はい。これでいいんです。すみません、ワタルさんを巻き込んでしまって。」
ワタル「それは構わないんだが。一体何をたくらんでいるのやら・・・」
???「それで、昨日渡した情報は見ましたか?」
ワタル「ああ。・・・しかし、しぶといな。あいつらまた復活か。本当にゴキブリのような生命力だな。」
???「それにしても、ワタルさんが言っていたように、実に動き辛いですね。」
ワタル「・・・それで、わざわざ。」
???「最初はそんな事無かったんですが・・・」
ワタル「よし、では君はカントーに向かってくれ。俺はジョウトに残る。」
???「はい。」
ワタル「しかし、手持ちが一匹とは随分寂しい出発だな。大丈夫か?」
???「皆、連れて行っては目立つじゃないですか。」
ワタル「よし、じゃあこのミニリュウを渡そう。前に渡せなかった、あのミニリュウだ。」
???「色々すみませんね。それでは、行きます。」
ワタル「おっと、確認確認。君の名前は?」
???「僕は・・・「キオン」ですよ。」
ワタル「よし。健闘を祈る。」
ワカバタウン
サトル「ああ!!どうしてこんな事に!!」
取り乱している少年(青年か?年齢的に)は、彼女の幼馴染である、サトル。
マツバ「サトルくん、落ち着いて!取り乱したって、あの子が戻ってくる訳じゃないんだ!」
ミナキ「気持ちは分かるが、今は落ち着くんだ!」
サトル「でも!でもっ!!」
リオン母「・・・大丈夫よ。あの子なら。私は信じてるわ。」
マツバ「ママさん・・・」
リオン母「ね?」
サトル「・・・俺、探しに行って来ます!」
ミナキ「一人じゃ危険だ!俺も行こう。二人の方が情報も集まりやすい。」
マツバ「俺も、教会に連絡を入れてそっちに行くよ。」
協会本部
シオン「・・・」
山田「か、会長・・・、チャンピオンが・・・」
シオン「分かっている。さっき、警察から連絡が入った。リーグの象徴であるチャンピオンが・・・」
山田「ゆ、誘拐された・・・。最初、聞き間違いかと思いました。」
シオン「・・・何か情報をつかみ次第、オレもすぐに捜索に向かう!」
山田「しかし、貴方は会長ですよ!やたらと動いてはいけないでしょう!分かってます!?」
シオン「・・・そういえば、部屋に髪が残されていたらしいな。と言う事は、今・・・」
山田「・・・周りが見えて無いですね。一人で突っ走らないで下さいよ。」
シオン「・・・」
山田「・・・聞いてます?」
次回へ続く
始まりました!新編!ポケモン二次創作 【虹色の天空】(にじいろのそら)
また、こんな駄文でちんたら×2と更新していく予定です。
いきなり、行方不明ですよ彼女。ははは・・・完全に原作無視。
前作に比べ、ほぼオリジナルと言って良いでしょう。更に謎の少年も登場しましたねー。
「希音」と書いてキオンと読みます。決して、気温ではないです。
ちなみにリオンは「璃音」、サトルは「聡流」、ギンガは「銀牙」です。
あ、でもリオンの「リ」は、もっと可愛い漢字のがいいかな〜・・・