二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】 ( No.117 )
- 日時: 2010/12/13 00:16
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第二十五章 〜笑えないよ!〜
ヤマブキジム
ナツメ「エンジュちゃん、本当にジム戦をするの?」
エンジュ「・・・はい。」
何故、エンジュがヤマブキジムで、ナツメの目の前に居るのかというと、話は昨日に遡る。(このパターン多いな!)
以下、回想シーン
話し合い(と、言うべき物なのか?)が終了し、それぞれが帰路に着く。
そこで、ポツンと一人で居たのがエンジュだった。考えてみれば、当たり前。
旅の時は「キオン」が彼女を連れていたのだし、ここに来たのも、エリカに連れられてだった。
トキワジムのリーダーは、白状な事に博士達と帰ってしまったようだ。
ナツメ「・・・どうした?」
人と話すのはあまり得意ではないが、子どもを放って帰る訳には行かない。
エンジュ「これから、どうしようっておもってました。」
子ども特有のあどけない笑みではなく、困ったように微笑む姿を見て、ある人物を思い出した。
彼女も、子どものくせに本気で笑わない。決して。不安に駆られる程までの、深刻さだった。
ナツメ「帰る方法が分からないの?」
私は、自分があまり子ども受けしないと分かっている。しかし、怯えさせたくは無い。
いつもより口調は柔らかく、笑うように勤めてみた。・・・うまく行ってるのだろうか。
エンジュ「ううん。たびをつづけようか、まよってるんです。」
どうやら、成功したらしい。
ナツメ「今まではキオ、いえ、リオンと旅をしていたのよね。」
リーグチャンピオンと旅をする。これ以上に安全な旅は存在しえないであろう。
エンジュ「はい。でも、お姉ちゃんはいない。アタシ一人でたびは、できるのかなって・・・」
ナツメ「・・・それは、難しいでしょうね・・・」
エンジュ「どうしてですか?」
ナツメ「十年ぐらい前までは、それも簡単に出来たわ。それ程、安全だったから。かくゆう私も、昔一人旅をした。でもね、今の世の中は安全じゃない。どう言う事か、分かる?」
静かに首を振った。
ナツメ「昔は、皆純粋だった。確かにポケモンを悪事に使う人も居たけど、他人を傷付ける程では無かった。」
エンジュ「・・・」
ナツメ「でも、今は違う。リオンちゃんが己を偽ってでも止めようとしていた位、事態は悪化している。」
エンジュ「お姉ちゃんは自分をぎせいにしてでも、他のひとをまもろうとするから・・・」
ナツメ「あの子程、自分に見境が無いのは危険な所よ。今回の事態もほぼ、これが原因。」
エンジュ「アタシはたびの時、いつもお姉ちゃんに守ってもらってました。こんどは、アタシが守りたい。」
ナツメ「でも!今は一人旅は危険なの!実際、彼女が被害にあっているでしょう?」
エンジュ「アタシは一人じゃない。ピイも、フェリーもダイちゃんもいます。」
ナツメ「しかし・・・!」
???「ならば、俺が同伴しましょう。」
ナツメ「なっ!!君は・・・!」
回想シーン終了
ナツメ「私、あの後も反対したわよね?何でトレーナーなぎ倒してるの?」
エンジュ「・・・お兄ちゃんがいいって。」
ナツメ「お兄ちゃん?」
キオンはリオンだった。では、彼女がお兄ちゃんと呼ぶ人物って・・・
???「昨日ぶりですね。ナツメさん。」
ナツメ「・・・。ギンガ君・・・」
エンジュ「今度は、ほんとうにお兄ちゃんだよ!」
ギンガ「本当にって・・・」
ナツメ「では、ヤマブキバッジを手に入れたら、帰ると言う事で・・・」
エンジュ&ギンガ「「何でそうなる(の)!?」」
ナツメ「危険だから。これだけよ。」
ギンガ「その点なら、ご安心を。俺も、リオン程では無いですが腕には自信があります。」
ナツメ「そういう問題では・・・!」
エンジュ「アタシ、これでもバッジ四つもってます!お姉ちゃんを守るには、もっと強くならなくちゃだめなんです・・・」
ギンガ「あの後、エンジュちゃんに脅し文句の如く詰め寄られましてね・・・で、賛同しました。」
ナツメ「・・・」
エンジュ「今までのリーダーさんたちにおねがいして、OKもらったんです!」
ギンガ「未来ある子ども達の支援をするのも、ジムリーダーの義務なのでは無いんですか?」
エンジュ「あ、お姉ちゃんみたい!そういうとこ!」
ギンガ「え?あ、ああ!?な、なにを・・・」
エンジュ「ふふ〜!アタシこうみえてもお姉ちゃんよりは、コイにくわしいのよ!」
ギンガ「このガキャ・・・」
ナツメ「もしも〜し、きいてる?完全話、逸れてるわよ。・・・つまり、旅立つ事を認知しろと?」
ギンガ&エンジュ「YES!」
ナツメ「却下。」
ギンガ「ああああええええ!?」
エンジュ「そんなぁ〜・・・」
ナツメ「ただし、条件付きで。」
エンジュ「え?」
ナツメ「特価交換よ。私に勝ったら、認知してあげてもいいわ。エンジュちゃん。私を倒す程なら、問題は無いから。」
エンジュ「!!」
ギンガ「よっし!じゃー、博士に連絡入れないと・・・」
エンジュ「ぜったい勝ちますからね!かくごしててください!」
ナツメ「それは、こちらのセリフよ。かかってきなさい。私が返り討ちにしてあげるわ。」
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エンジュが、ナツメとのバトルに勝てたかは次回判明します。(この手、前も使ったような・・・)
笑えないのは、この展開だよ!!
次回へ続く