二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

ポケモン二次創作  【虹色の天空】 ( No.128 )
日時: 2010/12/23 00:15
名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)

第二十九章 〜無題(真剣に思いつきませんでした!思いつき次第、変更しますからぁぁ!!!)〜

町長「そ、その話が何故私達に、関係が?」
エンジュ「そうよ!それじゃ、お姉ちゃんがミュウにあっただけじゃないですか!?」
ギンガ「そんな事、決まっているではないですか。ミュウの乱獲の、首謀者が・・・」
町長「しゅ、首謀者が・・・?」
沈黙。
ギンガ「この町の方、だと言う事ですよ。」
やっぱり沈黙。
ギンガ「これは、あくまでもお・・・僕の憶測ですが。」
町長「・・・証拠も無いのにかい?」
ギンガ「証拠なら、ここにありますよ。」
そう言いながら、リオンの図鑑を取り出す。電源を入れ、ディスプレイにミュウのデータをアップした。
ギンガ「この図鑑の持ち主が、ミュウに興味を持ったのは、ある本を見つけたからです。その本の著者が、町長さん、貴方なんですよ。ほら、これをご覧下さい。」
反論しようとする町長に、図鑑のディスプレイを突き出す。そこには、しっかりと彼の名が刻まれていた。
ギンガ「そうでしょう?オーキド博士の助手を六年前まで務めていた、コガネ博士?」
町長(以下コガネ)「な・・・」
町人「町長・・・」
コガネ「・・・君は、どこからそんな情報を入手したのかい?」
ギンガ「僕は現在、博士の助手を勤めています。そして、図鑑所有者でもあります。」
最近譲っていただいたばかりですが。
コガネ「・・・君の情報は正しい。博士の名を出されたら、認めるしかないしね。」
ギンガ「ご理解頂いて良かったです。それでは話を続行します。」
と、そこでエンジュの事を思い出したようで。
ギンガ「エンジュちゃん、町の子ども達と遊んでおいで。きっと、話は面白く無いだろうし。」
エンジュ「だいじょうぶ!お姉ちゃんにかかわることだもん!」
それでも、とても眠そうだ。閉じかけていた目が慌てて開く。
ギンガ「いいから。すぐに終わらせるし。僕のポケモン達も、暇そうだから外で遊ばせて欲しいな。」
エンジュ「うん、わかった!あそばせてくるー!」
ギンガ「いってらっしゃい♪」

ギンガ「さて、それでは続けます。コガネ博士、貴方は六年前まで、オーキド博士の元で研究者として働いていたんですよね?」
コガネ「ああ。六年前、親が病気で倒れてね、町に戻ってきて町長になったんだ。」
ギンガ「そうですか。それでは、この映像に見覚えはありますか?」
図鑑画面に、随分前に撮影されたものと思わしき映像が映し出される。
コガネ「こ、これは・・・」
ギンガ「二十年前、南米の密林地帯で撮影された、ミュウの姿です。二十年前とは思えない程、機材が充実していますね。ジャングルで撮影されたとは思えない。・・・貴方、この調査に同行していますよね?」
コガネ「・・・そこまで知ってるのか。」
ギンガ「オーキド博士の助手ですから。話を続けます。ミュウの生態を調査した理由は、乱獲・・・でいいですよね?」
コガネ「一部、外れている箇所があるね。そこからは、僕から話そう。あと、今はちっともそんな事思っていないから。それだけは、絶対覚えておいてね。・・・?あ。後、ここからは会話文じゃないからって、作者が言ってたよ。」
ギンガ「は?」
コガネ「改行がうんぬんって・・・。面倒らしいね☆」
ギンガ「好きにして下さいよ・・・」

ミュウは、ポケモンの祖先と言われ、最強の力を持つとされた。そこで、研究者は思った。
『ミュウの遺伝子を改良すれば、更に強い力が引き出されるのでは?』
ただでさえ、数が減少しつつあるミュウを調査するには、法が認めていない捕獲法「乱獲」しかない。
わざわざジャングルに足を運んだのは、その為であった。
コガネ本人は、当時まだ駆け出しの研究者であった。
ある日、一人の博士に出会う。その者の名は『フジ』。
当時、ポケモン学会の最高の地位に就き、ミュウに関する研究の第一人者であった。
本来は、ポケモンの環境適応能力、進化時の条件、ポケモンの凄まじき生命力を専門としていた彼。
その過程でミュウの存在を知り、興味をそそられたのだろう。

我々は、ミュウの生態の調査、と言う名目で南米に飛んだ。
ジャングルで、ミュウを捜索したのだが。
ミュウに出会うための条件。
『清らかな心と会いたいという強い気持ちを併せ持つ者。』
我々の中で、この条件を満たす者は存在しなかった。(清らかな心が無かったのだろう。)
ミュウは他のポケモンと違い、人間の感情を過敏に察知するらしい。
雑念を持っていた調査団の前には、最後まで姿を現さなかった。
それでも、ある遺跡内で一つのサンプルを入手する事に成功した。
それが、ミュウのまつげ。
ミュウ捕獲は叶わなかったが、これでミュウよりも更に強いポケモンを作り出す事が出来るようになった。
(あくまでも、理論上ではあったが。)

ギンガ「・・・オーキド博士に聞いていたよりも、かなり壮大な話ですね。」
コガネ「まあね。」
ギンガ「それで、ミュウの細胞サンプルを手に入れて、どうなったんですか?」
コガネ「・・・それが、その後は僕はそのチームから外されたんだ。だから、そこからは・・・」
ギンガ「そうですか。何か分かり次第、この番号に連絡してもらえませんか?」
番号は、オーキド博士のPC番号だ。繋げれば、オーキド博士とテレビ電話で話せる。
コガネ「うん、分かった。」
ギンガ「本日は本当にありがとうございました。」

コガネ「博士が本格的に動き出したな・・・」
今までの雰囲気が一変する。
コガネ「ま、確信は突いていないから、問題は無いだろう。だが、一応報告しておいた方が良い。」
町人「町長、いえ、コガネ大佐。大元帥にご連絡ですか?」
コガネ「ああ。かぎまわっている輩がいる、と早急にお伝えせねばな。」
町人「かしこまりました。至急おつなぎ致しますので。」
コガネ「さて、どう動くのかねぇ。ギンガ様?」


次回へ続く